芸能

蛯原友里や佐田真由美も 部屋を行き来する「建物シェア」

 ひとつの家を複数の人と共有して暮らす「シェアハウス」。キッチン、リビング、シャワーなどは住人全員で共有し、部屋は一人ずつ個室を利用する。敷金、礼金はもちろん、賃料も安く、共用費には光熱費やインターネット利用代金も含まれることも多い。ウリは安さだけではない。最近では有名クリエーターが内装デザインを手がける物件もあり、学生だけでなく、おしゃれなライフスタイルを送りたい若者の間でも大人気物件となっている。

 そんな背景もあり、見ず知らずの男女6人が海辺のシェアハウスで生活するリアリティーショー『テラスハウス』(フジテレビ系)も大きな話題になっている。

 その進化形ともいうべきか。今「建物シェア」が注目を集めている。発売中の雑誌『GINZA』でも6ページにわたって特集が組まれている。

 紹介されているのは都内の緑豊かな敷地にある一軒のヴィンテージマンション。そこには蛯原友里(34才)・RIP SLYMEのILMARI(38才)夫妻、佐田真由美(36才)夫妻ら友人同士が、各自の部屋を行き来しながら楽しく暮らす様子が写真つきでレポートされている。

 佐田の夫でマルチクリエーターの野村訓市さんはその暮らしを「平成版長屋暮らし」と言い、こう綴っている。

<友達と隣り合わせにならないくらいの、ほどよい部屋数があるマンションであることが条件。いくら仲が良いといっても、距離があまり近過ぎると余計な問題を抱えることにもなりかねません。部屋をシェアするのではなく、あくまで建物シェア。そうすればプライバシーを確保しつつ、寂しいときだけ震える手で友達の家をピンポンすればいいだけ>

 作った料理のおすそわけもあれば、「ちょっと出かけるから子供を預かって」なんて声も飛び交う。うっかり忘れたドラマの録画も気軽にお願いできるのだ。普通のマンションでも住人と仲良くさえなれば、普通にあることだが、そんな関係を築き上げるのはなかなか難しい。しかし、もともと友達であれば絶妙の距離感を保つことができるというわけだ。

 住宅評論家の櫻井幸雄さんはこう説明する。

「特に増えてきたのは、東日本大震災以降ですね。私が聞いた話ですと、震災時の不安な状況の中、同じマンション内に住む知人の家を訪ねて、ひとつの部屋にみんなが集まって肩を寄せ合って精神的に支えられたという話を聞きました。

 その後もいつ大地震など災害に見舞われるかわからない状況が続きましたから、仲のいい友人同士で同じマンションに住むという選択が増えたといえるでしょう」

※女性セブン2014年2月6日号

関連記事

トピックス

水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン