芸能

今冬ドラマに「おっさん」増 背景にリアリティー求める傾向

『隠蔽捜査』(TBS系)は、杉本哲太(48才)と古田新太(48才)の“おっさん”W主演。『緊急取調室』(テレビ朝日系)の主演・天海祐希(46才)の周囲には、小日向文世(60才)、田中哲司(47才)、大杉漣(62才)、でんでん(64才)と、“おっさん”がずらり。

 今年の冬ドラはおっさん俳優の活躍が目立っている。その理由をドラマ評論家の木村隆志さんが分析する。

「昨今のドラマは、力まずに見られるわかりやすいストーリー展開が好まれます。そうした場合、話にリアリティーを持たせるため、演技力の高い俳優が必要なんです。だから“実力派おじさん俳優”が主要キャラを演じることが増えたのです。香川照之(48才)、片岡愛之助(41才)、北大路欣也らが脇を固めた『半沢直樹』(TBS)の大ヒットも、おっさんドラマ化を後押ししています」(木村さん)

 なかでも、今いちばん話題なのが、『三匹のおっさん』(テレビ東京系)だ。“テレ東”ながら、初回視聴率11.6%と好スタートを切って、第3回も9.9%を記録した。

※女性セブン2014年2月20日号

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