溜池・川奈夫妻の子育ては、各々のブログやフェイスブックで公開されている。夏は南の孤島でキャンプ、冬には雪原へ。演劇やコンサート、博物館……両親が愛情たっぷりに息子を育てている様子が伝わってくる。
「僕は出産に立ち会いました。息子が誕生した瞬間に、オレは一生をかけて、全身全霊でこいつを守り抜くぞと決意したんです」
小学校選びでも溜池さんは用意周到だった。
「在校生の態度や通学の様子はもちろん、校長先生の朝礼の内容、親御さんたちの職業や雰囲気まで僕が調査しました」
這えば立て、立てば歩めの親心。これは溜池夫妻とて、世の親たちと同じ。ただ、「AV監督とAV女優の子」を告知する時は、成長につれ刻々と近づいてくる。
「子どもが大きくなってくると、なんとなく察している雰囲気はありますね。ウチは、母親のヌードが表紙の官能小説が家にあったりするんで、子どもなりに状況を把握していたはずです」
溜池監督にとっての救いは、息子があっけらかんとしていることだ。
「親しい友人には、それっぽいことを話しているみたいです。今のところ、いじめられている様子もないので安心しています」
※週刊ポスト2014年2月28日号