ビジネス

バイナリーのルール変更で「魅力の1つ失った」と羊飼い氏

 昨年秋以降、バイナリーオプションの取引ルールが変更されたが、はたして新ルールになって何が変わったのか。カリスマFXトレーダー・羊飼い氏が、実際にルール変更後のバイナリーオプションを実践し、投資家にとっての使い勝手がどう変わったか、解説する。

 * * *
「特定の日時までに上がるか下がるかを予想する」というシンプルさで投資家の人気を集めていたバイナリーオプションの取引ルールが、2013年の秋以降、大きく変更された。投機性の高さが問題視されたことから、投資家保護を目的に新しい規制が適用されたのだ。

 変更の主な対象となったのは、特定の日時までに上がるか下がるかを予想する「ハイアンドロー型」の商品だ。的中すれば投資金額がほぼ倍になり、外れれば全額を失うしくみで、5~10分おきに1日数百回も取引できたために、特に投機性が高いと判断されたのである。新ルール下ではこうした短時間のオプションは禁止され、最短でも2時間おきの開催が定められ、取引機会が大幅に減少した。

 また、上か下かを選択するだけの二者択一という点も規制の対象となり、複数の目標レートが設定されるようになった。まずは複数の目標レートの中からひとつを選び、判定時刻のレートが選んだ目標レートより上か下かを予想して投資する。これは従来からIG証券が提供していた「ラダーオプション」と同じ形態で、新ルール下ではこのタイプの商品が主流となった。

 投資家にとっては資金の管理も複雑になった。従来型では1口100円というふうに投資金額が固定され、当たれば約2倍、外れれば払い戻し(ペイアウト)はゼロというシンプルなしくみだったのに対し、現行ルールではペイアウト金額を固定されるため、購入時のオプション価格が変動するようになった。要するに、的中した際に受け取る金額は同じでも、どのオプションをいつ買うかで投資金額が大きく異なってくるのだ。

 たとえば1口のペイアウト金額が1000円に固定されている場合、投資時点のオプション価格は1000円以下の範囲で変動する。700円のオプションを買って的中すれば1000円が払い戻され300円の利益となり、外れれば700円をそのまま失うというわけだ。

関連記事

トピックス

小磯の鼻を散策された上皇ご夫妻(2025年10月。読者提供)
美智子さまの大腿骨手術を担当した医師が収賄容疑で逮捕 家のローンは返済中、子供たちは私大医学部へ進学、それでもお金に困っている様子はなく…名医の隠された素顔
女性セブン
吉野家が異物混入を認め謝罪した(時事通信、右は吉野家提供)
《吉野家で異物混入》黄ばんだ“謎の白い物体”が湯呑みに付着、店員からは「湯呑みを取り上げられて…」運営元は事実を認めて「現物残っておらず原因特定に至らない」「衛生管理の徹底を実施する」と回答
NEWSポストセブン
北朝鮮の金正恩総書記(右)の後継候補とされる娘のジュエ氏(写真/朝鮮通信=時事)
北朝鮮・金正恩氏の後継候補である娘・ジュエ氏、漢字表記「主愛」が改名されている可能性を専門家が指摘 “革命の血統”の後継者として与えられる可能性が高い文字とは
週刊ポスト
英放送局・BBCのスポーツキャスターであるエマ・ルイーズ・ジョーンズ(Instagramより)
《英・BBCキャスターの“穴のあいた恥ずかしい服”投稿》それでも「セクハラに毅然とした態度」で確固たる地位築く
NEWSポストセブン
箱わなによるクマ捕獲をためらうエリアも(時事通信フォト)
「箱わなで無差別に獲るなんて、クマの命を尊重しないやり方」北海道・知床で唱えられる“クマ保護”の主張 町によって価値観の違いも【揺れる現場ルポ】
週刊ポスト
火災発生後、室内から見たリアルな状況(FBより)
《やっと授かった乳児も犠牲に…》「“家”という名の煉獄に閉じ込められた」九死に一生を得た住民が回想する、絶望の光景【香港マンション火災】
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(右/読者提供)
【足立区11人死傷】「ドーンという音で3メートル吹き飛んだ」“ブレーキ痕なき事故”の生々しい目撃談、28歳被害女性は「とても、とても親切な人だった」と同居人語る
NEWSポストセブン
「アスレジャー」の服装でディズニーワールドを訪れた女性が物議に(時事通信フォト、TikTokより)
《米・ディズニーではトラブルに》公共の場で“タイトなレギンス”を普段使いする女性に賛否…“なぜ局部の形が丸見えな服を着るのか” 米セレブを中心にトレンド化する「アスレジャー」とは
NEWSポストセブン
日本体育大学は2026年正月2日・3日に78年連続78回目の箱根駅伝を走る(写真は2025年正月の復路ゴール。撮影/黒石あみ<小学館>)
箱根駅伝「78年連続」本戦出場を決めた日体大の“黄金期”を支えた名ランナー「大塚正美伝説」〈1〉「ちくしょう」と思った8区の区間記録は15年間破られなかった
週刊ポスト
「高市答弁」に関する大新聞の報じ方に疑問の声が噴出(時事通信フォト)
《消された「認定なら武力行使も」の文字》朝日新聞が高市首相答弁報道を“しれっと修正”疑惑 日中問題の火種になっても訂正記事を出さない姿勢に疑問噴出
週刊ポスト
ラオスへの公式訪問を終えた愛子さま(2025年11月、ラオス。撮影/横田紋子)
《愛子さまがラオスを訪問》熱心なご準備の成果が発揮された、国家主席への“とっさの回答” 自然体で飾らぬ姿は現地の人々の感動を呼んだ 
女性セブン
山上徹也被告(共同通信社)
「金の無心をする時にのみ連絡」「断ると腕にしがみついて…」山上徹也被告の妹が証言した“母へのリアルな感情”と“家庭への絶望”【安倍元首相銃撃事件・公判】
NEWSポストセブン