「1995年にはオーストラリア人文筆家のジョージ・ヒックス氏の著書『THE COMFORT WOMEN』が出版されました。英語で書かれ、吉田証言を事実として扱っています。クマラスワミ報告書ではヒックス氏の本からも多くの話を引用しています」

 朝日の虚報によって日本国民は 罪の犠牲者になり、国際社会に慰安婦=性奴隷説が定着していく。

 2006年には米国議会調査局が『日本軍の慰安婦システム』と題するレポートを発表。吉田氏の証言が引用され、翌年には米下院で日本政府に対する慰安婦への謝罪要求決議が成立した。

 韓国の歴史教科書では「慰安婦を『日本軍によって強制的に戦場に連行され、性的奴隷生活を強要された女性たち』と定義し、吉田証言を参考にしたと思われる『女性までもが挺身隊という名目で引き立てられ、日本軍の慰安婦として犠牲になった』という記述がある」(明星大学戦後教育史研究センターの勝岡寛次氏)という状況だ。子供の頃から の歴史を教えられて「日本人はひどい」と思い込まされた現代の韓国の若者たちが反日的になるのは当然だろう。それも朝日の虚報が原因なのだ。

※週刊ポスト2014年8月29日号

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