国際情報

逮捕された中国の周永康元政治局常務委員 百鶏王のあだ名も

 12月上旬に中国共産党の党籍を剥奪され、汚職などの容疑で逮捕された周永康・元政治局常務委員といえば、「精力絶倫」を意味する「百鶏王」のあだ名がついていたことで有名だ。そのあだ名の通り、愛人を29人も囲っており、関係した女性の数は400人以上で、ときには1度に3人の女性の相手をしたという。香港紙「太陽報」が報じた。

 周氏といえば、公務中に地下駐車場の車の中で行為におよび、周氏と女性が乗っていた車が上下に激しく揺れる様子が中国の動画サイトで公開されたことでも知られる。

 周氏は自身の欲求を満足させるためのお相手にこと欠かなかった。なぜならば、彼は中国の最高指導部9人の1人であり、警察や司法部門を管轄する政法関係部門に絶大な権力をもっており、だれも彼の要求を断ることができなかった。周氏はバツイチだが、離婚した元妻を自動車事故に見せかけて殺害したともいわれており、彼の要求を断れば、相応の報いを受ける可能性があった。

 周氏の相手の女性は美人揃いで、著名な歌手やテレビのキャスターやアナウンサー、女優、女子学生まで幅広く、北京市内の6か所の邸宅をハーレムのようにして、美女を囲い、夜な夜な通っていたという。

 周氏と利権絡みで仕事上のコネをもちたがる業者や中国国営中央テレビ局の幹部から「貢ぎもの」として献上され女性もおり、周氏が一夜限りで関係をもった女性は400人以上といわれる。

 このなかには、すでに汚職で執行猶予付きの死刑判決が下され、周氏の「盟友」とされる薄熙来・元重慶市党委書記の元愛人もいたという。周氏と薄氏が力を合わせて、習近平氏の最高指導者就任を阻止しようとした背景にはこうしたつながりがあったわけだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さんが今も築地本願寺を訪れる理由とは…?(事務所提供)
《笑福亭笑瓶さんの月命日に今も必ず墓参り》俳優・山口良一(70)が2年半、毎月22日に築地本願寺で眠る亡き親友に手を合わせる理由
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン