スポーツ

新日・中邑真輔 芸術としてのプロレスが認知されると嬉しい

中邑真輔(34才)私服で登場

 直木賞受賞作家の西加奈子さんや、犬山紙子さんもハマっていると話題になっているのがプロレス。プロレス=男性が熱狂するエンターテイメントという発想を覆す、「プ女子」が増加中だ。そのプ女子から高い人気を誇るのが新日本プロレスの中邑真輔(34才)だ。

 屈強な体に、奇抜な髪形。独特のフェロモンを放つ中邑だが、女きょうだいの中で育った子供の頃は弱い子だったという。

「女性に囲まれて育ち、泣き虫だったので小さい頃から男らしいものに憧れていて格闘技を始めたんです。ケンカで強くなりたいというより、心の弱さを克服したいって感じでした」

 こう話す中邑は中学生からプロレスラーを夢にし、高校生からアマチュアレスリングを始めた。その一方、大学ではレスリング部以外に美術部も掛け持ちしていた。

「そういう気質があったのか、小さい頃から美術に親しんでいました。大学3、4年生になると単位も取り終えて時間があるから、練習時間以外は美術部にいました」

 昨年は、その腕を買われて、ジャーナルスタンダード(セレクトショップ)のサッカーW杯Tシャツもデザインした。しかし、「販売されたTシャツはぼくのサイズがなくて(笑い)」というオチつきだが、プロレスに対しても芸術的な考えを持つ。

「リング上での一瞬に命をかけてますし、コスチューム、演出、技も多彩。スポーツでもなく単なるエンターテインメントでもなく、ひとつの芸術としてプロレスが認知されるとうれしいです」

【プロフィール】
中邑真輔:なかむら・しんすけ/1980年2月24日生まれ/京都府生まれ/188cm/104kg/青山学院大学経営学部卒/新日本プロレス所属/2002年3月入門/得意技:ボマイェ/既婚

撮影■中山雅文

※女性セブン2015年2月19日

関連キーワード

関連記事

トピックス

高校時代の安福久美子容疑者(右・共同通信)
《「子育ての苦労を分からせたかった」と供述》「夫婦2人でいるところを見たことがない」隣人男性が証言した安福容疑者の“孤育て”「不思議な家族だった」
活動再開を発表した小島瑠璃子(時事通信フォト)
《輝く金髪姿で再始動》こじるりが亡き夫のサウナ会社を破産処理へ…“新ビジネス”に向ける意気込み「子供の人生だけは輝かしいものになってほしい」
NEWSポストセブン
中国でも人気があるキムタク親子
《木村拓哉とKokiの中国版SNSがピタリと停止》緊迫の日中関係のなか2人が“無風”でいられる理由…背景に「2025年ならではの事情」
NEWSポストセブン
トランプ米大統領によるベネズエラ攻撃はいよいよ危険水域に突入している(時事通信フォト、中央・右はEPA=時事)
《米vs中ロで戦争前夜の危険水域…》トランプ大統領が地上攻撃に言及した「ベネズエラ戦争」が“世界の火薬庫”に 日本では報じられないヤバすぎる「カリブ海の緊迫」
週刊ポスト
ケンダルはこのまま車に乗っているようだ(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
《“ぴったり具合”で校則違反が決まる》オーストラリアの高校が“行き過ぎたアスレジャー”禁止で波紋「嫌なら転校すべき」「こんな服を学校に着ていくなんて」支持する声も 
NEWSポストセブン
24才のお誕生日を迎えられた愛子さま(2025年11月7日、写真/宮内庁提供)
《12月1日に24才のお誕生日》愛子さま、新たな家族「美海(みみ)」のお写真公開 今年8月に保護猫を迎えられて、これで飼い猫は「セブン」との2匹に 
女性セブン
新大関の安青錦(写真/共同通信社)
《里帰りは叶わぬまま》新大関・安青錦、母国ウクライナへの複雑な思い 3才上の兄は今なお戦禍での生活、国際電話での優勝報告に、ドイツで暮らす両親は涙 
女性セブン
東京ディズニーシーにある「ホテルミラコスタ」で刃物を持って侵入した姜春雨容疑者(34)(HP/容疑者のSNSより)
《夢の国の”刃物男”の素顔》「日本語が苦手」「寡黙で大人しい人」ホテルミラコスタで中華包丁を取り出した姜春雨容疑者の目撃証言
NEWSポストセブン
石橋貴明の近影がXに投稿されていた(写真/AFLO)
《黒髪からグレイヘアに激変》がん闘病中のほっそり石橋貴明の近影公開、後輩プロ野球選手らと食事会で「近影解禁」の背景
NEWSポストセブン
秋の園遊会で招待者と歓談される秋篠宮妃紀子さま(時事通信フォト)
《陽の光の下で輝く紀子さまの“レッドヘア”》“アラ還でもふんわりヘア”から伝わる御髪への美意識「ガーリーアイテムで親しみやすさを演出」
NEWSポストセブン
ニューヨークのイベントでパンツレスファッションで現れたリサ(時事通信フォト)
《マネはお勧めできない》“パンツレス”ファッションがSNSで物議…スタイル抜群の海外セレブらが見せるスタイルに困惑「公序良俗を考えると難しいかと」
NEWSポストセブン
中国でライブをおこなった歌手・BENI(Instagramより)
《歌手・BENI(39)の中国公演が無事に開催されたワケ》浜崎あゆみ、大槻マキ…中国側の“日本のエンタメ弾圧”相次ぐなかでなぜ「地域によって違いがある」
NEWSポストセブン