芸能

ミヤネ屋と同じ地方発で挑戦のTBSに「いかんせん地味すぎ」評

 4月の番組改編で、フジテレビは『スーパーニュース』のメインキャスターを務めた安藤優子(56)を平日午後に新設するワイドショー『直撃LIVE グッディ!』(月~金・昼1時55分~3時50分)へ移動させ、日本テレビ系の『情報ライブ ミヤネ屋』(月~金・昼1時55分~)に挑戦する。TBSはフジと同じく、情報番組『ゴゴスマ』(月~金・昼1時55分~)で午後の時間帯に参戦する。しかし、こちらは中部日本放送(CBC)が制作し、13年から東海地方で放送している番組を全国版にしただけ。

「読売テレビが制作する『ミヤネ屋』と同じ地方発のスタイルだが、全国的には知名度ゼロのCBC・石井亮次アナ(37)がMCを務めるなど、いかんせん地味すぎる」(TBS関係者)

 かつては「ドラマのTBS」として名を馳せたが、今回の改編ではドラマ部門でも歯ぎしりの連続だ。

 改編では、『水戸黄門』が放映されていた歴史ある月曜8時のドラマ枠を廃止する。その一方で、堺雅人(41)主演で大ヒットした『半沢直樹』の続編を目論んでいたが、肝心の堺は続編にそっぽを向いて、4月から日テレの『Dr.倫太郎』(水・夜10時~)に主演し、天才精神科医を演じる。『ドクターX』、『花子とアン』で知られる中園ミホ(55)脚本で注目度も高い。

 さらに木村拓哉(42)が『アイ,ムホーム』(木・夜9時~)で記憶喪失の銀行員役としてテレ朝ドラマに初主演することにもTBS上層部はうなだれている。

「これまでキムタクはTBSドラマの顔でした。堺にフラれたばかりか、キムタクにまで……」(ドラマ制作会社関係者)

 ちなみにフジも火曜夜9時のドラマ枠を廃止する。「ドラマは制作費がかかるので止めようという消極的な理由」(同前)というが“敵前逃亡”に現場の不満は募るばかりのようだ。

※週刊ポスト2015年2月27日号

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