芸能

中居正広の父「アイツちゃんと稼いでるのかな」と息子を心配

「2月の19日にですね…私のお父さまが亡くなりました。ぼくのお家にも小っちゃい、5cmぐらいの箱の中に骨があって…」

 5月9日、SMAP・中居正広(42才)はパーソナリティーを務めるラジオ番組『中居正広のSome girl’ SMAP』(ニッポン放送)で、父・中居正志さん(享年79)が2年間のがん闘病の末、亡くなっていたことを明かした。すでに親族のみで密葬を執り行い、4月8日には四十九日法要も済ませたという。

 落ち着くまでは親族や関係者以外には伝えず、いつもと変わらぬ姿で仕事に取り組んでいた中居。悲しい表情を浮かべても天国の父は喜ばないはずという彼なりの最後の親孝行だったのかもしれない。

 正志さんはジャニーズタレントの家族としては極めて異例の存在だった。基本的には家族をメディアには露出させないジャニーズだが、正志さんは2009年『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の人気企画「中居&ナイナイの日本一周景気回復の旅」で親子共演を果たすと、2012年には『27時間テレビ』(フジテレビ系)にも出演。

 ダウンタウン、笑福亭鶴瓶(63才)といった大物芸人たちとも絡み、当時、40才を迎えようとしていた中居を「ヒロちゃん」と呼んでいることを暴露したり、前サッカー日本代表監督のザッケローニ氏を「ザッキーニ」と呼んでみたり、中居の力で発明品を作って億万長者になりたいなどと茶目っ気たっぷりな発言をして、お茶の間の笑いを誘い、“名物パパ”として人気者になった。

「中居くんは3人兄弟の末っ子で、上の2人のお兄さんたちとは年が離れているため、正志さんは幼い頃から中居くんを猫かわいがりしていました」(中居家知人)

 芸能界屈指の野球好きで知られる中居だが、それも正志さんの影響だった。小3の頃、初めて買ってくれたグローブを宝物のように大切にし、野球をやめるまで使い続けた。中居も大好きな父のために、お小遣いを貯めて誕生日プレゼントを贈っていた。

《親父には小2のときに好物のアワビを買いに行ったこともあります。小学生がアワビを買う姿って想像するとすごいでしょ(笑)》(あるインタビューより)

 そんな父子の関係は、中居が芸能界に入ってからも、また国民的スターに成長してからも変わらず、休日には一緒に野球やゴルフを楽しんだ。そして、正志さんは、いつも息子のことを気にかけていた。

「正志さんは中居さんのスタッフとこっそり連絡を取っては“次のドラマはどうなんだ?”とか“あいつの評判はどうなの?”と聞いていたようです」(芸能関係者)

 また紅白歌合戦のリハーサルには、毎年、足を運び、ステージに立つ息子の姿を見守っていた。

「正志さんは口を開くとつい息子の自慢をしてしまうんです(笑い)。“実は、マンションをプレゼントされたんだ”“車をもらった”と親しい人たちに語っていました。“アイツちゃんと稼いでるのかな、大丈夫かな”なんて話すこともありましたけど、いつも本当に嬉しそうでした」(前出・中居家知人)

※女性セブン2015年5月28日号

関連記事

トピックス

上原多香子の近影が友人らのSNSで投稿されていた(写真は本人のSNSより)
《茶髪で缶ビールを片手に》42歳となった上原多香子、沖縄移住から3年“活動休止状態”の現在「事務所のHPから個人のプロフィールは消えて…」
NEWSポストセブン
ラオス語を学習される愛子さま(2025年11月10日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまご愛用の「レトロ可愛い」文房具が爆売れ》お誕生日で“やわらかピンク”ペンをお持ちに…「売り切れで買えない!」にメーカーが回答「出荷数は通常月の約10倍」
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《10代少女らが被害に遭った“悪魔の館”写真公開》トランプ政権を悩ませる「エプスタイン事件」という亡霊と“黒い手帳”
NEWSポストセブン
「性的欲求を抑えられなかった」などと供述している団体職員・林信彦容疑者(53)
《保育園で女児に性的暴行疑い》〈(園児から)電話番号付きのチョコレートをもらった〉林信彦容疑者(53)が過去にしていた”ある発言”
NEWSポストセブン
『見えない死神』を上梓した東えりかさん(撮影:野崎慧嗣)
〈あなたの夫は、余命数週間〉原発不明がんで夫を亡くした書評家・東えりかさんが直面した「原因がわからない病」との闘い
NEWSポストセブン
テレ朝本社(共同通信社)
《テレビ朝日本社から転落》規制線とブルーシートで覆われた現場…テレ朝社員は「屋上には天気予報コーナーのスタッフらがいた時間帯だった」
NEWSポストセブン
62歳の誕生日を迎えられた皇后雅子さま(2025年12月3日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまのラオスご訪問に「感謝いたします」》皇后雅子さま、62歳に ”お気に入りカラー”ライトブルーのセットアップで天皇陛下とリンクコーデ
NEWSポストセブン
竹内結子さんと中村獅童
《竹内結子さんとの愛息が20歳に…》再婚の中村獅童が家族揃ってテレビに出演、明かしていた揺れる胸中 “子どもたちにゆくゆくは説明したい”との思い
NEWSポストセブン
日本初の女性総理である高市早苗首相(AFP=時事)
《初出馬では“ミニスカ禁止”》高市早苗首相、「女を武器にしている」「体を売っても選挙に出たいか」批判を受けてもこだわった“自分流の華やかファッション”
NEWSポストセブン
「一般企業のスカウトマン」もトライアウトを受ける選手たちに熱視線
《ソニー生命、プルデンシャル生命も》プロ野球トライアウト会場に駆けつけた「一般企業のスカウトマン」 “戦力外選手”に声をかける理由
週刊ポスト
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン