ライフ

ダイエット「繰り返すほど痩せにくい体になる」と専門医

「ダイエットに失敗したことがありますか?」

  この質問に「YES」と答えた人の割合は約77%…。

「女性セブン」読者へのアンケートでは、こんな残念な結果が出た。とはいえ、これはとくに高い割合ではなさそう。

 医学的な根拠に基づいたメディカルダイエットを提唱している医師の金城実さんはこう話す。

「ほとんどのダイエットでは、90%が1年以内にリバウンドします。つまり、食事を制限したり、激しい運動をしたりというこれまでのダイエット法では、ほとんどの人が失敗してしまうと考えて、間違いないのです」

 なぜダイエットは失敗してしまうのか?

「例えば、やせるために大好きなスイーツをがまんしたとします。でも、目標を達成したらどうしますか? 多くの人は、スイーツを解禁し、次第に元の食生活に戻ります。運動も同じで、望み通りの体形になったあともずっと続けられる人はほとんどいません。期間限定なら、普段ならできないことをがんばって、やせることができます。でも、普段の生活に戻れば体重も元通りになるのは当たり前なんです」(金城さん)

 金城さんは、とくにリバウンドしがちなのは、食事を制限するダイエットと言う。

「食べなければ体重は減りますが、それによって体は飢餓状態に。すると脳は、『食べろ!』と指令を出します。だから私たちは食欲に負けてドカ食いしてしまうのです。また、脳は同時に『代謝を下げて、命を守れ!』という指令も出します。このため、ダイエットをくり返すほど、どんどんやせにくい体になっていきます」(金城さん)

※女性セブン2015年6月11日号

関連記事

トピックス

実業家の宮崎麗香
《セレブな5児の母・宮崎麗果が1.5億円脱税》「結婚記念日にフェラーリ納車」のインスタ投稿がこっそり削除…「ありのままを発信する責任がある」語っていた“SNSとの向き合い方”
NEWSポストセブン
峰竜太(73)(時事通信フォト)
《3か月で長寿番組レギュラー2本が終了》「寂しい」峰竜太、5億円豪邸支えた“恐妻の局回り”「オンエア確認、スタッフの胃袋つかむ差し入れ…」と関係者明かす
NEWSポストセブン
2025年11月には初めての外国公式訪問でラオスに足を運ばれた(JMPA)
《2026年大予測》国内外から高まる「愛子天皇待望論」、女系天皇反対派の急先鋒だった高市首相も実現に向けて「含み」
女性セブン
夫によるサイバーストーキング行為に支配されていた生活を送っていたミカ・ミラーさん(遺族による追悼サイトより)
〈30歳の妻の何も着ていない写真をバラ撒き…〉46歳牧師が「妻へのストーキング行為」で立件 逃げ場のない監視生活の絶望、夫は起訴され裁判へ【米サウスカロライナ】
NEWSポストセブン
東条英機・陸軍大将(時事通信フォト)
《戦後80年特別企画》軍事・歴史のプロ16人が評価した旧日本軍「最低の軍人」ランキング ワースト1位はインパール作戦を強行した牟田口廉也・陸軍中将 東条英機・陸軍大将が2位に
週刊ポスト
昭和館を訪問された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年12月21日、撮影/JMPA)
天皇ご一家が戦後80年写真展へ 哀悼のお気持ちが伝わるグレーのリンクコーデ 愛子さまのジャケット着回しに「参考になる」の声も
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
《ジャンボ尾崎さん死去》伝説の“習志野ホワイトハウス豪邸”にランボルギーニ、名刀18振り、“ゴルフ界のスター”が貫いた規格外の美学
NEWSポストセブン
西東京の「親子4人死亡事件」に新展開が──(時事通信フォト)
《西東京市・親子4人心中》「奥さんは茶髪っぽい方で、美人なお母さん」「12月から配達が止まっていた」母親名義マンションのクローゼットから別の遺体……ナゾ深まる“だんらん家族”を襲った悲劇
NEWSポストセブン
シーズンオフを家族で過ごしている大谷翔平(左・時事通信フォト)
《お揃いのグラサンコーデ》大谷翔平と真美子さんがハワイで“ペアルックファミリーデート”、目撃者がSNS投稿「コーヒーを買ってたら…」
NEWSポストセブン
愛子さまのドレスアップ姿が話題に(共同通信社)
《天皇家のクリスマスコーデ》愛子さまがバレエ鑑賞で“圧巻のドレスアップ姿”披露、赤色のリンクコーデに表れた「ご家族のあたたかな絆」
NEWSポストセブン
12月中旬にSNSで拡散された、秋篠宮さまのお姿を捉えた動画が波紋を広げている(時事通信フォト)
〈タバコに似ているとの声〉宮内庁が加湿器と回答したのに…秋篠宮さま“車内モクモク”騒動に相次ぐ指摘 ご一家で「体調不良」続いて“厳重な対策”か
硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将(写真/AFLO)
《戦後80年特別企画》軍事・歴史のプロ16人が評価した旧日本軍「最高の軍人」ランキング 1位に選出されたのは硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将
週刊ポスト