芸能

松坂桃李の「霊感ある」発言はなぜスルーされてしまったのか

「霊感がある」という松坂桃李

「霊感がある」という芸能人はけっこう多いが、俳優の松坂桃李もそのひとりだった。しかし、テレビでの彼の発言は華麗にスルーされてしまった。いったい何があったのか? 連載「ちゃんねる道中」でコラムニストのペリー荻野さんが綴る。

 * * *
 松坂桃李といえば、今、もっとも活躍する若手俳優のひとりだが、先日、驚く発言をしていた。日本テレビ『PON!』のエンタメ情報コーナーで、役所広司とともに新作映画『日本のいちばん長い日』のPRで出演した松坂は「霊感があるらしい」という話を始めたのだ。
 
 映画は1945年、戦争を終結すべきか、本土決戦に突入するか閣議が紛糾する中、役所演じる陸軍大佐らが苦悩の中で決断を下すという歴史大作。松坂は、終戦に反対し、クーデターを計画する青年将校を熱演している。その撮影本番の最中、「三人しかいないはずなのに、四人目の日本兵が見えた」と語ったのである!

 聞き捨てならないこの発言。ここで貫録を見せたのが役所広司だった。「見る人が映画を観たら、たぶんもう一人観えると思います」「ぜひ、それを劇場で観てもらいたい」とフォロー。しっかり映画宣伝につなげた。

 大物の主演俳優がここまで言うからには、視聴者は松坂には他にも霊感体験があったりするのか?など、当然この話が発展するだろうと注視していたはず。ところが、番組の座敷ボウラー金井は役所の言葉を受けて「ははは、そういう楽しみ方もあるということですね」と笑い、突然、「それではここで『座敷ボウリング~!!』」と映画とはまったく関係ないゲームに進めてしまったのだった。四人目探しが『楽しみ方』と言われても…と思う間もなく、現場にはゴザが敷かれて玩具ボウリングのセットも完了。松坂はボールを構えてコロコロ。あらら。霊感トークはすっかりスルーされてるよ。 

関連記事

トピックス

左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
悠仁さまが学園祭にご参加、裏方として“不思議な飲み物”を販売 女性グループからの撮影リクエストにピースサイン、宮内庁関係者は“会いに行ける皇族化”を懸念 
女性セブン
衆院広島5区の支部長に選出された今井健仁氏にトラブル(ホームページより)
【スクープ】自民広島5区新候補、東大卒弁護士が「イカサマM&A事件」で8000万円賠償を命じられていた
週刊ポスト
V9伝説を振り返った長嶋茂雄さんのロングインタビューを再録
【長嶋茂雄さんロングインタビュー特別再録】永久不滅のV9伝説「あの頃は試合をしていても負ける気がしなかった。やっていた本人が言うんだから間違いないよ」
週刊ポスト
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏(=左。時事通信フォト)と望月衣塑子記者
山尾志桜里氏“公認取り消し問題”に望月衣塑子記者が国民民主党・玉木代表を猛批判「自分で出馬を誘っておいて、国民受けが良くないと即切り捨てる」
週刊ポスト
「〈ゆりかご〉出身の全員が、幸せを感じて生きられるのが理想です。」
「自分は捨てられたと思うのは簡単。でも…」赤ちゃんポスト第1号・宮津航一さん(21)が「ゆりかごは《子どもの捨て場所》じゃない」と思う“理由”
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
2013年大阪桐蔭の春夏甲子園出場に主力として貢献した福森大翔(本人提供)
【10万人に6例未満のがんと闘う甲子園のスター】絶望を支える妻の献身「私が治すから大丈夫」オリックス・森友哉、元阪神・西岡や岩田も応援
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
NEWSポストセブン