芸能
2015.08.03 07:00 週刊ポスト
フジ27時間テレビが大惨敗 カリスマ演出家に誰も意見できず
ナインティナインの岡村隆史、矢部浩之が総合司会を務め、サポート役にSMAPの中居正広を起用。さらに、明石家さんま、AKB48、EXILEらが次々に登場する“超豪華布陣”で臨んだフジテレビ『FNS 27時間テレビ2015』の平均視聴率は10.4%。1987年に番組がスタートして以降、歴代ワースト3という大惨敗を喫した。番組スタッフが自嘲気味に振り返る。
「番組中、現場にいたスタッフは皆、“このままだとヤバい”と焦っていた。台本は段取りを書いただけで、あってないようなもの。それが一番悪いほうに出て、ダラダラと間延びした進行で最後まで進んだ。唯一の救いがガチ企画だったオアシズ・大久保佳代子さんによる『88キロマラソン完走』だけというのはバラエティとして完全に失敗です」
番組の総指揮を執ったのは、フジ社内で「バラエティの帝王」と呼ばれるカリスマプロデューサーのK氏だった。総合司会の大役に抜擢されたナインティナインを全国区のタレントへと押し上げた人気バラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)を約20年前に立ち上げた人物だ。前出のスタッフが続ける。
「番組の方向性やキャスティングは、Kさんの意向が反映されましたが、企画段階からすでに首を傾げざるを得ないものも多かった。番組ディレクターがバンジージャンプに挑んだり、岡村さんが60分間延々とダンスを踊ったりといった内輪ウケや楽屋オチを狙った企画はその典型。20年前なら視聴者も面白がってくれたかもしれませんが、いまや悪ふざけにしか見られない。でもKさんは“カリスマ演出家”なので誰も意見できなかった」
※週刊ポスト2015年8月14日号
関連記事
トピックス

杉咲花、コロナ禍の朝を活気づける演技力 ベテランとも対等に渡り合う
NEWSポストセブン

「最底辺の家庭」で育った40歳の配達員は絶望を考えることもやめた
NEWSポストセブン

チェリまほでブレイク 俳優・町田啓太の「萌えを把握する技術」
NEWSポストセブン

井岡タトゥー論争に“男・山根”が参戦!「JBCは腹を切れ」
NEWSポストセブン

田中麗奈「なっちゃん」から23年!吹っ切れたカジュアルウェア撮
NEWSポストセブン

鈴木保奈美 夫・石橋貴明と「ギクシャク説」浮上も絶大なる支持
NEWSポストセブン

LiSA アパレルプロデュースの副業絶好調、高級車で颯爽と!
NEWSポストセブン

完全復活を間近の渋野日向子 「シブコのコーチ離れ」は本当か
週刊ポスト