中学2年で初めて足を踏み入れたという囲碁サロン


 囲碁棋士の知り合いも増え、芸能界での囲碁交遊も増えてきた。アンガールズの田中卓志さんとは番組で対局した。NHK囲碁番組・司会の先輩でもある俳優の辰巳琢郎さんにも2局打ってもらったという。

 囲碁の三大タイトルのひとつである「本因坊戦」挑戦手合の前夜祭にも出席し、めったにできない対局開始の立ち会いもさせてもらえた。

 第一人者である井山裕太棋聖・名人・本因坊・碁聖ともあいさつできた。「真剣に打っている姿を見ていたので、寡黙なかたかと思ったけれど、しゃべったらそんなこともなくて。26歳らしい一面を見せていただきました」(井山さん)。

 趣味は? ときいてみると、「茶道は初級師範を持っていますが、もうやる機会もなくて、趣味というのはおこがましい。ジムで筋トレはしますが、サボり癖があるので気をつけています」。

 今は本当に、仕事と囲碁だけの生活のようだ。囲碁は趣味と実益を兼ねているということだろうが、「囲碁大使」の大役もある。

 戸島さんの活躍が、囲碁の発展の一端を担っている。「普及活動をメインに、私自身も囲碁大会などに参加して、囲碁ファンの皆さんと交流ができたらなと思っています」。

 囲碁が強くなると、また違った世界が見えてくる。今後、戸島さんは“囲碁ドル”としてどんな成長を遂げるのか、楽しみだ。

●文/内藤由起子(囲碁ライター)
●撮影/山崎力夫、一柳貞樹

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