芸能

クリニックでも肩身が狭い… 「2人目不妊」の根深い問題

第2子妊娠を発表した東尾理子

 東尾理子(39才)が8月31日、ブログで第2子の妊娠を報告した。2010年に石田純一(61才)と結婚した東尾は、2年間の不妊治療の末、2012年11月に長男・理汰郎くん(2才)を出産。昨年8月から第2子妊娠を目指して不妊治療を再開したが、昨年11月に着床に成功しながら定着せずに化学流産していた。それだけに第2子の妊娠は大きな喜びとなったことだろう。

 2人目を望みながら、事情があって産めない…。そんな「2人目不妊」が、今、深刻な問題になっている。

「2人目不妊」とは1人目は自然に妊娠したので、2人目もすぐできると思っていたらなかなか妊娠できない状態。

 30才で結婚。31才で妊娠、長女を出産したものの、「2人目」が出来るまで5年かかったというAさん(40才)はその時の苦労をこう話す。

「どうしても娘にきょうだいが欲しかったんですが、子供が1~2才の頃は母乳をあげていたり、子育てに手一杯で正直、子づくりができる状況ではありませんでした。いざ2人目をと思うとなかなかできない。不妊治療を始めたときには娘が3才、私も35才になっていました。高齢ということもあってかなかなかできない。担当の先生からは31才と35才には雲泥の差があるんですよと説明されて、もっと早く子づくりをすればよかったと後悔しました」

 Aさんは何度目かの体外受精でようやく妊娠、40才での第2子出産となった。

「本当にうれしかったです。でも、2人目不妊は不妊治療のクリニックで肩身が狭い。本当に悩んで必死なんですが、“もう1人いるからいいでしょ”“なんでこういう場所に子連れで来るの…”という空気が流れるんです。みんな疲弊するくらいに悩んでいるから。その空気もつらかったですね」(Aさん)

「2人目不妊」について、不妊治療に詳しい成城松村クリニックの松村圭子先生が語る。

「1人目の出産年齢自体が高齢化しているので、さらにその2~3年後となると、卵子の質も落ち、どうしても妊娠しづらくなります。40代になると、1才の差で妊娠率はどんどん下がります。さらに、夫が多忙で、家事の全てが妻に偏っている家庭では、育児ストレスからホルモンバランスが崩れがちになり、妊娠しづらくなってしまう人もいます。また、1人目を産んだ後にセックスレスになってしまう夫婦も多く、社会的な要因も含めて、“2人目不妊”は根深い問題なんです」

※女性セブン2015年9月25日号

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