北野:あの回は杉村さんのキャラで突っ走ったという感じです。教科書を超えるときがあるんです。そういうときって、場の空気が変わるんですよ。生徒はキラキラした目になるし、先生は教科書に書いていないことをどんどん話す。
杉村さんの回は、内容がヤバくてカットしたところもありますし、ピー音が入ってる新幹線の話とか、“二股三股当たり前”とか、“エロビデオ借りてた”とか、教科書に書いてないですし、誰も聞いてないですから(笑い)。杉村さんは、ツッコまれて、テンションが上がってくるんでしょう。
先生たちのプレッシャーって半端ないんですよ。自分のせいで面白くなるかどうかが決まるから、気合いが入ってるんです。そんなときに、自分が言ったことがはまってウケたら、どんどん言いたくなるのかもしれないです。
――ところで、若林さんを担任役に選んだのは、なぜですか?
北野:まずは、MCをなくしたかったんです。先生がメインなので、そこで進行役を作っちゃうと、その人の番組になってしまう。だから担任と生徒だけにして、メインは先生という形にしました。
そして若林さん、吉村さん、澤部さんもそうですけど、ツッコミにトゲがないんです。愛があるツッコミをしてくれる。「しくじってもいいんだよ」というコンセプトがあるので、しくじってるけどかっこいい、といういじり方をしてくれるのが、あの3人です。
――今までの放送で、ハプニングはありましたか?