ライフ

植松晃士氏 いつの間にか不潔になる大人に清潔感の重要性説く

 世の中のオバさんたちに健康かつ美しく生きていくために、ファッションプロデューサーの植松晃士さんがアドバイス。今回は、大人の「清涼感」について語ります。

 * * *
 皆さま、ご機嫌よう! 昨年はテニスの錦織圭選手の大躍進やラグビー日本代表の歴史的大勝利などで、スポーツ観戦に目覚めたかたも多いかと思います。特にフィギュアスケートの羽生結弦選手人気はすごいですねぇ。

 羽生選手の演技は美しくて華があり、何といっても彼の立ち居振る舞いすべてに、清潔感があります。清潔感。大人世代にこれほど心に響く言葉があるでしょうか。今回はそのことについて、考えてみたいと思います。

 残念なことに、私たちの体は加齢と共に衰えて、シミやたるみ、しわを日々、大量生産しています。つまり、存在自体が清潔感から徐々に遠ざかっているわけです。そして心は、といえば、人間関係や社会のしがらみなど、醜いものを目にしたり、できればしたくない経験を積み重ねて、いつの間にかスレていく(=不潔になっていく)のは世の常。

 私たちが清潔感の固まりのような存在に惹かれるのは、ちゃんとした裏付けがあってのことなのです。平成の“清潔男子”の系譜は、ハンカチ王子こと野球の斎藤佑樹投手やゴルフの石川遼選手にはじまって、俳優の東出昌大さんや錦織選手、そして羽生選手人気へとつながっています。

 彼らに共通しているのは、折り目正しく言葉遣いがきれいで、佇まいに透明感があること。つまり、日々、清潔感を失いつつある私たちが、清らかなものを無意識に追い求める気持ちが、彼らの人気を支えているというわけです。

 清潔の反対は不潔。朝、目覚めると同時に目に入ってくるのは、かなりくたびれたご主人様。「枕がにおうわ~」と思ったとたん、清涼な空気を胸いっぱい吸い込みたくなるように、清潔な存在を求めても何の不思議もございません。

 ご主人様のことばかりはいえませんよ。おしゃべりに集う仲間と、だれかれの噂話で大いに盛り上がった後は、清涼感たっぷりの若い殿方を見てお口直しをしたくなりませんか?

関連記事

トピックス

真美子さんが“奥様会”の写真に登場するたびに話題に(Instagram /時事通信フォト)
《ピチピチTシャツをデニムジャケットで覆って》大谷翔平の妻・真美子さん「奥様会」での活動を支える“元モデル先輩ママ” 横並びで笑顔を見せて
NEWSポストセブン
「全国障害者スポーツ大会」を観戦された秋篠宮家・次女の佳子さま(2025年10月26日、撮影/JMPA)
《注文が殺到》佳子さま、賛否を呼んだ“クッキリドレス”に合わせたイヤリングに…鮮やかな5万5000円ワンピで魅せたスタイリッシュなコーデ
NEWSポストセブン
クマによる被害が相次いでいる(左・イメージマート)
《男女4人死傷の“秋田殺人グマ”》被害者には「顔に大きく爪で抉られた痕跡」、「クラクションを鳴らしたら軽トラに突進」目撃者男性を襲った恐怖の一幕
NEWSポストセブン
遠藤
人気力士・遠藤の引退で「北陣」を襲名していた元・天鎧鵬が退職 認められないはずの年寄名跡“借株”が残存し、大物引退のたびに玉突きで名跡がコロコロ変わる珍現象が多発
NEWSポストセブン
本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《スイートルームを指差して…》大谷翔平がホームラン後に見せた“真美子さんポーズ”「妻が見に来てるんだ」周囲に明かす“等身大でいられる関係”
NEWSポストセブン
相撲協会と白鵬氏の緊張関係は新たなステージに突入
「伝統を前面に打ち出す相撲協会」と「ガチンコ競技化の白鵬」大相撲ロンドン公演で浮き彫りになった両者の隔たり “格闘技”なのか“儀式”なのか…問われる相撲のあり方
週刊ポスト
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《「策士」との評価も》“ラブホ通いすぎ”小川晶・前橋市長がXのコメント欄を開放 続投するプラス材料に?本当の狙いとは
NEWSポストセブン
女性初の首相として新任会見に臨んだ高市氏(2025年10月写真撮影:小川裕夫)
《維新の消滅確率は90%?》高市早苗内閣発足、保守の受け皿として支持集めた政党は生き残れるのか? 存在意義が問われる維新の会や参政党
NEWSポストセブン
滋賀県を訪問された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月25日、撮影/JMPA)
《すぐに売り切れ》佳子さま、6万9300円のミントグリーンのワンピースに信楽焼イヤリングを合わせてさわやかなコーデ スカーフを背中で結ばれ、ガーリーに
NEWSポストセブン
送検のため奈良西署を出る山上徹也容疑者(写真/時事通信フォト)
《安倍晋三元首相銃撃事件・初公判》「犯人の知的レベルの高さ」を鈴木エイト氏が証言、ポイントは「親族への尋問」…山上徹也被告の弁護側は「統一教会のせいで一家崩壊」主張の見通し
NEWSポストセブン
女優・八千草薫さんの自宅が取り壊されていることがわかった
《女優・八千草薫の取り壊された3億円豪邸の今》「亡き夫との庭を遺してほしい」医者から余命宣告に死の直前まで奔走した土地の現状
NEWSポストセブン
左から六代目山口組・司忍組長、六代目山口組・高山清司相談役/時事通信フォト、共同通信社)
「六代目山口組で敵う人はいない」司忍組長以上とも言われる高山清司相談役の“権力” 私生活は「100坪豪邸で動画配信サービス視聴」も
NEWSポストセブン