──なんとなくソ連の崩壊に近い展開ですね。
高須:そう。ソ連もそうだったけど、経済が不安定になると一気に崩れると思う。やっぱり大きな国はランニングコストがかかるから、一回資金がなくなると全部がダメになりやすいんだよ。景気が良いときは問題ないけど、景気が悪くなるとものすごくもろさが目立ってくる。特に中国なんて、もう近いうちにバブル経済が崩壊して、どうしようもなくなることがわかってるんだから。本当に危ないと思うよ。
──中国の今の体制はどれくらい持つでしょうか?
高須:5年くらい持てばいいほうなんじゃないの? その前に台湾が独立するかもしれないし、なんなら比較的景気が良い地域が中国という泥船から逃げるように独立するかもよ。上海あたりの独立なんかはあるかもなあ。
* * *
台湾の独立は歓迎しつつも、沖縄の独立を心配する高須院長。さらに5年以内の中国崩壊というシナリオを予想したが、果たしてどうなるか? 経済的には日本にも大きな影響があるはずなので、気になるところです。
【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。
昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)など。最新刊は『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)。