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糖尿病と痛風に繋がる血糖値と尿酸値の最新情報

2016.02.22 16:00

 健康診断の数値を見るたびに一喜一憂させられるのが「血糖値」と「尿酸値」だ。中年男性に共通の不安だが、多くの人が間違った知識に振り回されている。これまでとは大きく変わった「新常識」をレポートする。 「血糖値」と「尿酸値」が多くの男性にとって

 健康診断の数値を見るたびに一喜一憂させられるのが「血糖値」と「尿酸値」だ。中年男性に共通の不安だが、多くの人が間違った知識に振り回されている。これまでとは大きく変わった「新常識」をレポートする。

「血糖値」と「尿酸値」が多くの男性にとって悩みの種になっているのは、それぞれが「糖尿病」「痛風」というつらい病気に冒されるリスクを孕んでいるからだ。糖尿病の治療で人工透析に通う男性(65)がいう。

「50代で糖尿病と診断されました。合併症で腎臓を患い、週3回4時間の透析をしています。日常生活がここまで制限されるととても不自由です」

 痛風に苦しむ男性(62)が後悔の念を語る。

「ある日、いきなり足の指の関節が赤く腫れ上がり、あまりの激痛に自力では歩けませんでした。自分の不摂生を後悔するばかりです」

 こうした病気につながっている血糖値と尿酸値とは何か。人間にとって重要なエネルギーであるブドウ糖は、体内に入ると小腸から吸収される。このブドウ糖が血中に占める濃度が血糖値だ。

 尿酸は人間の細胞の核を構成するプリン体という成分が分解されて生じる老廃物で、尿酸の血液中の濃度が尿酸値となる。

 この2つは健康診断のたびに目にする数値だが、最近は驚くべき「新常識」が生まれているという。銀座泰江内科クリニックの泰江慎太郎院長が話す。

「これまで信じられてきた基準値や改善法のなかには、間違っていたことが明らかになったものもある」

 血糖値と尿酸値の最新情報を専門医の解説とともに見ていこう。

◆「糖質オフ」「プリン体ゼロ」で安心するな

 それぞれの値が血中に占める糖質とプリン体の濃度なのだから、それらを摂らなければいいと考えがちだが、意外な落とし穴もある。たとえばプリン体はビールに多く含まれることが広く知られているが、「プリン体ゼロ」だからといって安心してはいけないと、両国東口クリニックの大山博司理事長が解説する。

「プリン体の含まれていない発泡酒でも、アルコール成分が曲者です。アルコールが体内で分解される際にプリン体が作られて尿酸値が上がってしまうリスクがある。“プリン体フリー”だから『どれだけ飲んでも大丈夫』と思っている人は、その考えを改めたほうがいい」

 秋津医院の秋津壽男院長は「食べ物」ばかりに目が行きがちだが、「ストレス」の影響も大きいと話す。

「精神的・身体的なストレスが影響して、血糖値、尿酸値ともに数値が上がることが確認されています。ストレスが脱水症状を引き起こし、水分が減ることで様々な物質の血中濃度が上がるからと考えられている」

◆血糖値が高いと尿酸値も上がる?

 2つは全く別の数値と思われがちだが、前出の大山理事長は「相関関係が考えられる」と話す。

「そもそも尿酸値の高い人は血糖値の上がりやすい生活習慣であるケースが多い。

 さらに血糖値が高いと、それを抑えようとインスリンが多く分泌される『高インスリン血症』という状態になりやすくなる。インスリンには尿酸の排泄を抑える働きがあるので、高血糖が尿酸値の上昇にも関係しているといえる」

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