「ふるさと納税で断トツの人気は高級和牛ですが、その土地で採れた野菜やフルーツ、魚介類も新鮮そのものですし、現地でしか味わえないものも多いので、ぜひ試してみてもらいたいですね。また、たくさん返礼品があって困ってしまう…という方には、家計に直結するお米や乾麺、日持ちのする調味料もオススメ。食事と同じく米、野菜、肉、魚、調味料、デザートなど、バランス良く選ぶのがコツと言えます。そのほか、お酒やスイーツといった、その土地ならではのレアなアイテムも見逃せません」(丸山さん)
こうしたアドバイスから、「ドコモ口座ふるさと納税」で申込み可能な自治体の返礼品をチェックしてみると、人気ブランド牛の但馬牛やデザートが充実した兵庫県朝来市をはじめ、「呼子の活いかの活き造り」や玄界灘で獲れた魚の干物、10kgのお米などが選べる佐賀県。名物のねぎと厳選野菜の詰め合わせやお米と純米酒セットがある埼玉県深谷市、調味料や旬の野菜・フルーツ、お弁当に便利な冷凍食品まで選べる大阪府泉佐野市など、充分なラインナップが揃っている。
そんなおトクで楽しみの大きい「ふるさと納税」だが、申込みや申請の際に注意すべき点もあるという。
「『ふるさと納税』で控除を受けておトクに活用するためには、控除対象となる所得があることが条件になるので、家族の中で所得の一番多い人の名義で寄附をすることが大切。専業主婦や扶養内のパートは対象外なので、注意が必要です。申込みの際は、必ず控除対象となる人のクレジットカードや携帯電話で決済しましょう。収入や扶養家族の有無などによってトクする寄附金額の目安も変わるので、まずは確認してみるといいですね。
もちろん、所得が無くても『ふるさと納税』はできますが、所得税や住民税の控除は受けられません。また、確定申告での手続きや『ワンストップ特例』の必要書類を提出しないと控除や還付が受けられませんから、所得がない場合と同様、単なるお取り寄せとなってしまいます」(丸山さん)
最近は、収入や家族構成ごとの「寄附金控除額のシミュレーション」が確認できるサイトもあるので、寄附金額を決めるチェックも簡単にできそうだ。
「人気の返礼品は品切れになっていても、月ごとに数量限定で出てくるケースや、申込み時期が限られるアイテムもあります。欲しいものが品切れでも、こまめにチェックすることで申込みできたり、新しい返礼品を発見できたりするので、定期的に確認することも大事ですね」(丸山さん)