芸能

名門校で規格外だった高畑充希 中学でやめて女優の道へ

関西きっての進学校では“規格外”の生徒だった

 新しいNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』でヒロイン・小橋常子を演じる高畑充希(24才)。彼女の実家は、大阪府東大阪市のスプリングや弾性材を製造するメーカー。つまり、高畑は社長令嬢として生まれたのだ。

 裕福な家庭に生まれ育った高畑は、小学校卒業後に中高一貫の超名門校に進学。関西きっての進学校でその偏差値は70超だという。しかし、彼女は舞台女優になること夢見て、中学でその学校をやめてしまう。

「充希ちゃんのご両親が大のミュージカル好きで、その影響で幼い頃から『レ・ミゼラブル』やら『オペラ座の怪人』やら、いろんな舞台を見に行っていたんです。小学校の頃にはもう“舞台女優になる”って聞かなくなって(苦笑い)。あんまりにも真剣なんで、ご両親も折れて、応援することになったんです。東京でオーディションがあるっていえば、お母さんが必ず一緒について行っていました」(高畑家の知人)

 だが、高畑は周囲との温度差ゆえに、女優という夢を公言することがなかなかできなかったという。

《周りは医者とか弁護士になりたいという人たちばかり。芸能関係は浮ついた仕事に見えたらしく、友達の親の視線が痛かった》

 高畑は過去のインタビューでそう振り返っている。うかつに女優になりたいなどと言えば、冷たい視線を浴びた。

「学校柄、生徒はいわゆるステータスの高い家庭の子息ばかりでしたからね…。有名大学に行くことが当然とされるなか、芸能界を目指すなんて理解しがたい行為なわけです。彼らの目指す“理想の将来”からかけ離れた世界ですから」(保護者の一人)

 そんな環境にあって、高畑は規格外の生徒だった。自力で、周囲の価値観さえも変えていったのだ。

「充希は軽音楽部に入って、バンド活動に明け暮れていた。“文化祭でライブやるんだ”って言って、実際にステージに上がって。もちろんボーカルは彼女。ヤイコ(矢井田瞳)の『Look Back Again』を熱唱する姿がとにかく格好よくってさ。メチャクチャ歌がうまくて、MCでもしっかり笑いをとって…。中2の時にホリプロのオーディションに受かったって聞いた時も、驚かなかったもん。充希なら絶対に成功するって確信してた」(高畑の同級生)

関連記事

トピックス

全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
JR東日本はクマとの衝突で71件の輸送障害 保線作業員はクマ撃退スプレーを携行、出没状況を踏まえて忌避剤を散布 貨物列車と衝突すれば首都圏の生活に大きな影響出るか
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《全国で被害多発》クマ騒動とコロナ騒動の共通点 “新しい恐怖”にどう立ち向かえばいいのか【石原壮一郎氏が解説】
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
ことし“冬眠しないクマ”は増えるのか? 熊研究の権威・坪田敏男教授が語る“リアルなクマ分析”「エサが足りずイライラ状態になっている」
ことし“冬眠しないクマ”は増えるのか? 熊研究の権威・坪田敏男教授が語る“リアルなクマ分析”「エサが足りずイライラ状態になっている」
NEWSポストセブン
“ポケットイン”で話題になった劉勁松アジア局長(時事通信フォト)
“両手ポケットイン”中国外交官が「ニコニコ笑顔」で「握手のため自ら手を差し伸べた」“意外な相手”とは【日中局長会議の動画がアジアで波紋】
NEWSポストセブン
11月10日、金屏風の前で婚約会見を行った歌舞伎俳優の中村橋之助と元乃木坂46で女優の能條愛未
《中村橋之助&能條愛未が歌舞伎界で12年9か月ぶりの金屏風会見》三田寛子、藤原紀香、前田愛…一家を支える完璧で最強な“梨園の妻”たち
女性セブン
土曜プレミアムで放送される映画『テルマエ・ロマエ』
《一連の騒動の影響は?》フジテレビ特番枠『土曜プレミアム』に異変 かつての映画枠『ゴールデン洋画劇場』に回帰か、それとも苦渋の選択か 
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン