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2016.07.28 11:00  週刊ポスト

小学校の男子便所から小便器が激減 完全個室化が進行

小学校の風景が大きく変わりつつある

『ドラえもん』や『サザエさん』、『ちびまる子ちゃん』といった人気アニメを見ると、変わらぬ小学校の姿に中高年層は安堵感を覚えるかもしれないが、現実には教育現場にも大きな時代の波は押し寄せている。例えば学校から存在そのものが消えつつあるのが、「和式トイレ」だ。

「和式トイレの使い方を知らない子供が増え、金隠しの方にお尻を向けてしまう子供が出てきています。だから、間違えてパッとドアを開けると、しゃがんだ状態でこっちを向いている(笑い)。洋式の便座トイレが主流になり、男子でも上から覗かれないような、ほぼ完全個室に変わりつつある。新築の小学校の校舎はほぼそうですね」(教育評論家・石川幸夫氏)

 さらには男子トイレに小便器のある学校も少なくなってきているという。

「男子の場合、小便器と個室があると大便をしていることがすぐにわかってしまうので、学校で大便をしない子供が増えている。大便をすると『臭い』とか『汚い』といっていじめの対象になるからです。だから、学校から家に帰ると一目散にトイレに駆け込む男子は多いんです」(石川氏)

 学校に行って体を壊さないか心配になってしまうのは確かだ。健康といえば、逆に新しく生まれてきたのが給食の「特別食」だ。

「昔の給食といえば、何の疑いもなく、みんなでまったく同じ料理を一緒に食べていた。ところがいまはアレルギーを抱える子供が増えてきたのでそうはいきません。『この子は何のアレルギーか』を担任が把握し、給食ではそのアレルゲンを除去した『特別食』を用意しなければならなくなっている」(大阪府・元小学校校長)

 学校や担任の負担は大きいが、最悪の場合、ショック死も考えられるだけに避けては通れないという。昔はどの小学校にも動物の飼育小屋があり、鳥やウサギ、ヤギなどを飼っていた。餌をやる飼育当番は、子供にとって動物と直接触れる大切な機会だったはずだが、いつの間にか飼育小屋は姿を消しつつある。

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