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雅子さま「規制線を踏み越える」スタイルで皇后への準備

雅子さまの“追っかけ”へのご対応にも変化が

 7月21日午前10時過ぎ、皇太子ご一家は奈良県にある神武天皇山陵の参拝に向かわれるため、東京駅に姿を見せられた。神武天皇は、日本の初代天皇と考えられる人物で、今年、ちょうど没後2600年を迎える。

 ご一家を見送ろうと、改札や新幹線ホームには多くの人が集まったが、そこには冒頭のように往年の皇室ファンもたまげる異例の光景があった。

「今まで、ご一家が新幹線に乗り込まれるときには発車するまで、ホームにはロープで規制線が張られていました。近くでお顔を拝見したくても、少なくとも10m以上の距離があったんです。今回その規制の位置が大幅に変わっていました。3mくらいまで近づけたんです。窓際に座られたご一家のすぐ近くまで行けて、窓越しにお手振りもしていただきました」(75才主婦・追っかけ歴23年)

 雅子さまにカメラやスマホを向ける人々の姿も目を引いた。中には大声で、「ブラボー! プリンス&プリンセス! アンビリーバブル!!」と興奮した様子でシャッターを切る外国人観光客の姿もあった。

「もうビックリです! お宝ショットが撮れましたが、掟破りをしている気分で落ち着きませんでした。今まで写真撮影にはいちばんピリピリしていて、カメラを持っていると警察官が“写真は撮らないでください”と強く注意して回るほどだったんです。それだけじゃなく偶然居合わせたサラリーマンや旅行客にも、“どちらへおでかけですか?”“何時の新幹線ですか?”と牽制するほどでしたから…」(56才パート・追っかけ歴14年)

「10m規制線」「写真NG」の超厳戒態勢は3年前の「罵声事件」の影響もあった。2013年3月、奥志賀高原(長野県)へのスキー旅行に向かわれるため、東京駅の改札を通り過ぎようとしたとき、60代くらいの男性が唐突に「仮病・さぼりの税金泥棒! 皇室から出て行け!」と、罵声を上げ、雅子さまは凍りつくような表情を浮かべられていた。

 今回厳戒態勢が解かれた背景には、雅子さまの大きな心境の変化があったという。7月13日、天皇陛下の「生前退位」のご意向が報じられ、日本中に激震が走った。報道後、雅子さまが公に姿を見せられになるのはこの日が初めてだった。

「雅子さまは帽子にスーツ、靴まで全身白のコーディネートでした。雅子さまが白をお召しになるときは、“特別”なんです。伝統的に続く公務や、雅子さまが大事にされている若い世代との交流といった場で、白を身につけられている印象が強いですね。この日もいつになく気合が入っているご様子に見えました」(50才主婦・追っかけ歴23年)

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