芸能

逮捕されたキーボー 親子喧嘩で5回の警察沙汰起こした

『3年目の浮気』がヒットしたヒロシ&キーボー

 厚労省の調査によると、2015年の日本人の平均寿命は、男性が80.79才、女性が87.05才で、いずれも過去最高。一方でこの数字が意味することは、高齢社会が抱える問題がますます深刻化するということだ。今でさえ介護離職者は10万人を超え、介護殺人も相次いでいる。

 そんななか、『3年目の浮気』のヒットで知られるデュオ「ヒロシ&キーボー」として活動していたキーボーこと山田喜代子(59才)が7月25日、コンビニで1600円のアイカラー1個を盗んだとして逮捕された。両親を介護していたというキーボー。容疑について否認しているというが、取り調べを受けている間、両親はどうなってしまうのか…。

 そんな不安を抱えながら、本誌・女性セブンはキーボーが両親と住んでいた静岡・浜松の実家へ向かった。その実家は、雨戸が閉められ、人の気配もなく、しんと静まり返っていた。近所の人によると、キーボーは昨年7月の父による警察沙汰の直後から、実家で一人暮らし。両親は同じ浜松市内にいるキーボーの弟と暮らしているという。

 昨年10月に放送された『ノンストップ!』(フジテレビ系)では、両親がデイケアに行ってる間だからと、実家での取材に応じ、病院の食事レシピを見ながら朝・昼・晩の食事を作っていることや、夜は夜で、両親が気がかりで眠れないなどと、壮絶なダブル介護について話していたが、いったいどういうことなのか?

 キーボーの両親に話を聞くべく、彼女の弟宅をたずねた。夕方5時過ぎ。デイサービスの車が弟宅前に停まった。運転していた若い女性が後部座席のドアを開けると、老夫婦が降りてきた。キーボーの両親だ。足の弱った妻を、夫が支えるように手をそえる。夫は歩行補助杖をついている妻を介護士に任せ、自宅の玄関に向かってすたすたと歩き始めた。

 キーボーの事件の件で話を聞きたいと伝えると、娘の万引き事件について初耳だったというふたりは、「ほんと?」と声をそろえ、絶句した。認知症で要介護度2の夫・四郎さん(83才)に代わって取材に応じてくれたのは、要介護度1の妻・晴子さん(84才)。

「あれから連絡をとってないし、娘とは会ってもいません。手紙も何もありません」

 絞り出すような声でそう言うと、娘の身勝手さへの怒りと戸惑いと悲しみをにじませながら、一家に何が起こっていたのかをはっきりした口調で、よどみなく話してくれた。

 キーボーはデビューした1982年にリリースした1枚目のシングル『3年目の浮気』が爆発的ヒットを飛ばし、日本有線大賞や全日本有線放送大賞の最優秀新人賞を獲得するなど時の人となったが、その後3枚のCDをリリースするもヒットには恵まれず、2年後の1984年には活動休止となった。

 晴子さんと四郎さんが、キーボーの弟である息子宅に住むようになったのは昨年の7月から。息子が仕事をしているため、週5日は夫婦でデイサービスに通っている。

 晴子さんが言う「あれから」とは、キーボーがテレビなどで明かしていた、父親との警察沙汰だった。

関連記事

トピックス

志村けんさんが語っていた旅館への想い
《5年間空き家だった志村けんさんの豪邸が更地に》大手不動産会社に売却された土地の今後…実兄は「遺品は愛用していた帽子を持って帰っただけ」
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《木漏れ日のなかベビーカーを押す海外生活》眞子さん、苦渋の決断の背景に“寂しい思いをしている”小室圭さん母・佳代さんの親心
NEWSポストセブン
自殺教唆の疑いで逮捕された濱田淑恵被告(62)
《信者の前で性交を見せつけ…》“自称・創造主”占い師の濱田淑恵被告(63)が男性信者2人に入水自殺を教唆、共謀した信者の裁判で明かされた「異様すぎる事件の経緯」
NEWSポストセブン
米インフルエンサー兼ラッパーのリル・テイ(Xより)
金髪ベビーフェイスの米インフルエンサー(18)が“一糸まとわぬ姿”公開で3時間で約1億5000万円の収益〈9時から5時まで働く女性は敗北者〉〈リルは金持ち、お前は泣き虫〉
NEWSポストセブン
原付で日本一周に挑戦した勝村悠里さん
《横浜国立大学卒の24歳女子が原付で日本一周に挑戦》「今夜泊めてもらえませんか?」PR交渉で移動…新卒入社→わずか1年で退職して“SNS配信旅”を決意
NEWSポストセブン
「第42回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
《ヘビロテする赤ワンピ》佳子さまファッションに「国産メーカーの売り上げに貢献しています」専門家が指摘
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《総スカン》違法薬物疑惑で新浪剛史サントリー元会長が辞任 これまでの言動に容赦ない声「45歳定年制とか、労働者を苦しめる発言ばかり」「生活のあらゆるとこにでしゃばりまくっていた」
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《エプスタイン事件の“悪魔の館”内部写真が公開》「官能的な芸術品が壁にびっしり」「一室が歯科医院に改造されていた」10代少女らが被害に遭った異様な被害現場
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、インスタに投稿されたプライベート感の強い海水浴写真に注目集まる “いいね”は52万件以上 日赤での勤務をおろそかにすることなく公務に邁進
女性セブン
岐路に立たされている田久保眞紀・伊東市長(共同通信)
“田久保派”の元静岡県知事選候補者が証言する “あわや学歴詐称エピソード”「私も〈大卒〉と勝手に書かれた。それくらいアバウト」《伊東市長・学歴詐称疑惑》
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
「少女を島に引き入れ売春斡旋した」悪名高い“ロリータ・エクスプレス”にトランプ大統領は乗ったのか《エプスタイン事件の被害者らが「独自の顧客リスト」作成を宣言》
NEWSポストセブン
東京地裁
“史上最悪の少年犯罪”「女子高生コンクリート詰め事件」逮捕されたカズキ(仮名)が語った信じがたい凌辱行為の全容「女性は恐怖のあまり、殴られるままだった」
NEWSポストセブン