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「ワケあり=お得でいいもの」への転換は2009年の楽天

「ワケあり=お得でいいもの」へ(画像は「半額以下.com」より)

 長引く不況下では、1円でもムダ金を減らしたいもの。それには、安く買う情報収集を怠らないマメさが必要だ。炊飯器は5~8月がお買い得など、商品によって安くなる時期があったりもする。また、単価が高い家電の価格変動サイクルも要チェック。新モデル発売前後は在庫を減らしたいメーカーや店の事情で、型落ち新品の値段が下がるのだ。

 さらに、季節商品は需要期後の下落に注目を。例えば家庭用プリンタは、年末の年賀状作成期に需要が上がり、その後は価格は下降傾向に。そして新モデルが発売される8~9月頃に現行品が型落ちして底値となる。

 さらにメーカーや販売店の決算・中間決算前は値引き交渉の絶好機になるので、この時期も見逃さないでほしい。

 また、「ワケあり」は、外見より実利を重んじる合理的選択肢としても注目されるように。「ワケあり」というキーワードで検索すると数万件ヒットする『楽天市場』の広報・三浦美穂さんは言う。

「楽天では2009年年初に『楽天市場』の出店者向けにワケありの講座を始めました。ワケありを“お得でいいもの”というポジティブなキーワードへ変化させ、新たなマーケットを作ることができました」(三浦さん)

 また、ワケあり情報を100以上のサイトから横断検索した『半額以下.com』という便利なおまとめサイトも登場。

「ネット上では価格破壊が常に起こり、今の消費者には安く買える環境が整っています。これからはまとめサイトなどの活用で、お得な商品を見つけられる人と見つけられない人の情報格差が出てくるかも」と、同サイト代表・阿比留康光さん。

 かつての“難あり”以外にも安くなる理由は多種多彩になっている。

※女性セブン2016年9月1日号

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