芸能

大黒摩季、46才の不妊治療 受精卵凍結してチャンスに備える

無期限休止から5年10か月ぶりに復帰(公式HPより)

「『もう一度歌えるかな』って何度も思ってきたから、今日この場に立てるのは奇跡です。『ただいま』って月並みですけど、勇気出してよかった」

 8月13日、北海道の石狩湾・新港ふ頭で開催された野外音楽フェス〈RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 in EZO〉。北海道では珍しく30℃を超す猛暑日だった。大黒摩季(46才)は往年の大ヒット曲『ら・ら・ら』『熱くなれ』『あなただけ見つめてる』を迫力ある歌声で熱唱した。

 2010年8月にアーティスト活動の無期限休止を発表してから、5年10か月ぶりの生声──。親友の活動再開を会場で見守っていた藤原紀香(45才)はブログで〈正直、たまげました!! カッコよくて涙が出たよ〉と祝福した。

 人気絶頂の最中、活動休止を決めた理由は、不妊治療と重度の子宮疾患だった。大黒は1996年に子宮疾患が発覚、2010年の時点では「子宮腺筋症」「左卵巣嚢腫」「子宮内膜症」「子宮筋腫」を併発していたという。それによって子宮全体が大きく腫れ、内臓を圧迫するほどに。長く続く疼痛に加え、膀胱炎や急性腸炎、腹膜炎に悩まされ続けてきた。

「大黒さんは不妊症と診断されていましたが、どうしても赤ちゃんを授かりたかった。彼女は2003年に教育関係の仕事に携わる1才年下の男性と結婚。子宮の病気で痛みがあってもじっと耐えてきた彼女を支えてきたのは旦那さんでした。大黒さんは“彼の赤ちゃんを産みたい”と気持ちを強くしたようです。結婚数年後からホルモン治療や体外受精に踏み切りました」(大黒を知る音楽関係者)

 しかし、ハードな歌手活動の中で、大黒はいく度か流産を繰り返し、その結果、さらに子宮に負担をかけてしまうという悪循環に陥った。これ以上悪化すれば子宮摘出しかなくなるという状態だった。

「旦那さんは“無理しないで。まずは体を治そう”と。そんな彼の優しさに触れて、ますます“彼に赤ちゃんを…”という思いが強まったが、病気の進行を止めるのが急務で手術のための活動休止となった」(前出・音楽関係者)

 活動休止から4年あまりが過ぎた昨年1月、大黒はファンクラブ会員向けのブログで、こう報告した。

《治療の方は佳境に入り、意を決してアメリカで最高峰のオペレーションとメディカルトリートメントを各種受けて来ましたが結果、強いホルモン剤に体が負け自分自身の限界を知らされるばかりとなり、幾度となく経験したことの無い様な絶望のふちに立たされました》

 知人が口を揃える大黒の性格は、底抜けに明るく、負けず嫌いで、ポジティブな性格だということ。そんな彼女が《絶望》という言葉を使うほど、壮絶な闘病生活だったことがうかがえる。

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン