ライフ

オバ記者「高畑容疑者は地方の中年女性を安く見た!」

高畑母子の問題点をオバ記者が鋭く指摘

 女性セブンの名物アラ還記者“オバ記者”こと野原広子(茨城県出身・59才)が世の中の事件に怒りをぶつける! 今回は高畑裕太容疑者の強姦致傷事件を取り上げます。

 * * *
「何だって~!」。テレビニュースを見ていた日本中の人が、目を見開いたのではないか。「強姦致傷」という4つの文字の強烈さ。売れっ子テレビタレントが犯した罪では、史上最悪だ。

 あまりのことにしばらく頭の芯がしびれていたけど、だんだん怒りがこみあげてくる。被害者は群馬県前橋市の40代のビジネスホテルの女性従業員で、高畑裕太容疑者は「性欲が抑えきれなかった」と供述している。

 だけど、もしホテルが前橋でなく東京の真ん中で、相手がずっと年上の40代でなく、20代のタレントだったら、同じことをしたか?

 いいや。私は断言するね。“有名人のオレ”は、地方の一般人の中高年女性を安く見たから、自分を解き放ったんだよ。

◆母から見たら、息子の強姦は凶暴でも凶悪でもなく“甘さ”!?

 さて、こんなバカ息子の所業を、中高年女性の好感度が高かった高畑母は何とする。事件が起きてすぐ、私は、「最も息子にしてほしくない犯罪だねぇ」と、高畑母に同情していたの。だけどあの会見から潮目が微妙に変わったね。

 全身くまなくマスコミにさらして、「すべてにお答えする」という姿勢。手は震え、何度も嗚咽をこらえ、最後は倒れんばかり。会見の時間が長引くにつれて、舞台女優の所作に見えてきたんだわ。

 で、いちばん引っかかったのは、「こうなった原因は、彼の甘さにあると思います」という返答よ。高畑母から見たら、息子の強姦は凶暴でも凶悪でもなく、甘さなんだ!

 こう見えてライターとしての私の専門は“すったもんだ”だ。不倫、離婚、子供の非行、相続と、他人の家のもめごとに首を突っ込んで30年。このひと言に、母・息子の度を越した密着を見たね。

 裕太容疑者が生まれてすぐに離婚した母の負い目をえぐるかのように、息子はアトピーでぜんそく。甘やかす条件は整いすぎるほど整っている。

 おまけに高畑母は、「30代半ばでようやく女優として食べていけるようになった」という苦労人。自分が辛酸をなめると、子供にはこの思いをさせまいと、転ばぬ先の杖を何本も用意するのよ。俳優になる息子の背中に、追い風も当てたはず。これが子供のためになるかどうか、成功した親ほど考えないんだよね。

◆仕事を自分の手でつかみ取った実感があったら…

 裕太容疑者はデビューから3年でNHKの連続テレビ小説『まれ』に出演している。去年だけでも、バラエティーも含め、1年間に133本のテレビ出演だって。あげく、今年の1月には母と息子が並んで『徹子の部屋』だよ。

 これらを自分の手でつかみ取ったという実感が、もし裕太容疑者にあったら、“性欲”ごときで、いく人もの人生を破壊しなかったろうになぁ。

 あ、そうそう。高畑母の「ご迷惑をおかけした仕事先へのお詫び」だの、親子が背負うべき損害賠償額など業界内の話は、何回聞いても、「へえ~、だから何」としか言いようがないんで、手短にね!

※女性セブン2016年9月22日号

関連記事

トピックス

高石あかりを撮り下ろし&インタビュー
『ばけばけ』ヒロイン・高石あかり・撮り下ろし&インタビュー 「2人がどう結ばれ、『うらめしい。けど、すばらしい日々』を歩いていくのか。最後まで見守っていただけたら嬉しいです!」
週刊ポスト
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
2025年、第27回参議委員議員選挙で使用した日本維新の会のポスター(時事通信フォト)
《本当に許せません》維新議員の”国保逃れ”疑惑で「日本維新の会」に広がる怒りの声「身を切る改革って自分たちの身じゃなかったってこと」
NEWSポストセブン
防犯カメラが捉えた緊迫の一幕とは──
《浜松・ガールズバー店員2人刺殺》「『お父さん、すみません』と泣いて土下座して…」被害者・竹内朋香さんの夫が振り返る“両手ナイフ男”の凶行からの壮絶な半年間
NEWSポストセブン
寮内の暴力事案は裁判沙汰に
《広陵高校暴力問題》いまだ校長、前監督からの謝罪はなく被害生徒の父は「同じような事件の再発」を危惧 第三者委の調査はこれからで学校側は「個別の質問には対応しない」と回答
NEWSポストセブン
ドジャース・山本由伸投手(TikTokより)
《好みのタイプは年上モデル》ドジャース・山本由伸の多忙なオフに…Nikiとの関係は終了も現在も続く“友人関係”
NEWSポストセブン
齋藤元彦・兵庫県知事と、名誉毀損罪で起訴された「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志被告(時事通信フォト)
NHK党・立花孝志被告「相次ぐ刑事告訴」でもまだまだ“信奉者”がいるのはなぜ…? 「この世の闇を照らしてくれる」との声も
NEWSポストセブン
ライブ配信アプリ「ふわっち」のライバー・“最上あい”こと佐藤愛里さん(Xより)、高野健一容疑者の卒アル写真
《高田馬場・女性ライバー刺殺》「僕も殺されるんじゃないかと…」最上あいさんの元婚約者が死を乗り越え“山手線1周配信”…推し活で横行する「闇投げ銭」に警鐘
NEWSポストセブン
親子4人死亡の3日後、”5人目の遺体”が別のマンションで発見された
《中堅ゼネコン勤務の“27歳交際相手”は牛刀で刺殺》「赤い軽自動車で出かけていた」親子4人死亡事件の母親がみせていた“不可解な行動” 「長男と口元がそっくりの美人なお母さん」
NEWSポストセブン
トランプ大統領もエスプタイン元被告との過去に親交があった1人(民主党より)
《電マ、ナースセットなど用途不明のグッズの数々》数千枚の写真が公開…10代女性らが被害に遭った“悪魔の館”で発見された数々の物品【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン