それだけにとどまらない。現行の皇室典範では、女性皇族は将来結婚すれば皇籍を離脱し、その先の人生を一般人として歩むことになる。

「愛子さまも例外ではありません。ご結婚後、一社会人として働きに出ることもあるでしょう。その選択肢の1つには、獣医師になる未来もないわけではないのです」(前出・皇室ジャーナリスト)

 だが、天皇陛下の「生前退位」報道、それに続く「お気持ち」表明以降、愛子さまの“明日”は不透明な状態になったといっていい。

「陛下に限って退位を認めるのか、皇室典範を改正するのか。それと同時に、皇室を安定的に存続するための議論も深めていかねばなりません。その中には“愛子さまを天皇に”という『女性・女系天皇論議』も含まれるでしょう」(政治記者)

 もし愛子さまが天皇ということになれば、当然「獣医師の夢」は固く閉ざされてしまう。

「周囲が大いに夢を語っている。自分にも夢がある。でも、もしかしたらその夢は叶わないかもしれない…。愛子さまは、ご自身の立場やご自身を取り巻く状況を充分に理解されています。ですがそんな思いが巡っている時に、フォーラムで獣医師の仕事に触れることになった。頭では理解できていても、憧れや希望をそう簡単に押さえ込むことはできない。ご自身の宿命をお察しになり、それが体の不調として表出してしまったのかもしれません」(前出・皇室ジャーナリスト)

 愛子さまに、また弾けるような笑顔が一刻も早く戻ることを願ってやまない。

撮影■雑誌協会代表取材

※女性セブン2016年10月27日号

関連記事

トピックス

大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン