芸能

土屋太鳳「織田さんがあんなに努力しているのに」と大激走

『オールスター感謝祭』で感動モノの激走

《涙が止まらない》、《こんなに感動する番宣は初めて》、《よし、太鳳ちゃんのドラマ観るぞ》。ゴールテープを切った瞬間、膝をがくっと曲げて崩れ落ちた土屋太鳳(21才)に、ネット上は大きな感動に包まれた。

 この大激走を見せたのは、『オールスター感謝祭』(TBS系列)の人気企画「赤坂5丁目ミニマラソン」(3.6km)。10月8日放送の回で、今秋スタートのドラマ出演者や人気芸人らに交じり、土屋が参加した。土屋は16日放送開始のドラマ『IQ246』(TBS系列)に出演。織田裕二(48才)演じる貴族の末裔が鮮やかな推理で難事件を解決していく本格ミステリーで、土屋は主人公を警護する猪突猛進型の刑事を演じる。

 土屋は現在CM出演6本、今年のドラマ出演3本、そして来年2本の映画出演がすでに決まっているという超売れっ子。日本アカデミー賞新人俳優賞やエランドール賞の新人賞を受賞するなど、女優としての素質もお墨付きだ。

 この日、土屋はレース序盤から他の走者を大きく引き離した。ハンデはあるものの、レースの中盤まではトップを守り切っていた。

「土屋さんは日本女子体育大学の現役学生。毎日欠かさずハードな筋トレをしていますし、スポーツには自信があったのでしょう。それでも、女優が化粧をボロボロにしてまで本気で走るとは…。ドラマを見てほしいという強い思いを感じました」(芸能関係者)

 レースにはリオ五輪金メダリストのモハメド・ファラー選手(33才)や、芸人・猫ひろし(39才)も参加していた。途中で男性選手に追い抜かれはしたものの、土屋は歯を食いしばり「心臓破りの坂」と呼ばれる急こう配を登り切り、女子1位(全体で8位)でゴール。

 倒れ込んだ土屋に会場からはどよめきが起こった。足が震えてひとりでは立てず、過呼吸で酸素吸引機を手渡された。それでも土屋は、

「あの…でも…『IQ246 華麗なる事件簿』…素敵なドラマになってます。本気で…、見ていただきたいです」

 と息も絶え絶えにドラマを宣伝。共演する中谷美紀(40才)は涙が止まらず、つられて多くの出演者が泣きながら拍手で土屋の頑張りを称えていた。司会の今田耕司(50才)も、「こんなに命がけの番宣あります?」と目をうるませ、マラソン表彰式は瞬間最高視聴率18.2%を記録した。土屋がこれほど必死にドラマを宣伝したのには理由があった。

「現場では織田さんが奇抜な役柄に苦戦していて、メイク室などで共演者に会うと急にセリフ合わせを始めるそうです。太鳳さんは最初その状況に戸惑ったそうですが、“大ベテランの織田さんでもこんなに努力しているんだ”とより尊敬の念が増したそう。それがあの命がけの番宣に繋がったんです。レース後、スタッフに“あんなに無理しなくてもいいじゃない”と言われると、“織田さんがあんなに頑張っているのに、私だけ手を抜くことはできない”と言ったそうです。まるで師弟のような間柄だといわれています」(ドラマ関係者)

 土屋の大激走の甲斐もあってドラマの初回放送は視聴率13.1%を記録した。

※女性セブン2016年11月3日号

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