都連は知事選で小池氏を応援した7人の造反区議を「離党勧告処分」にしたが、小池氏と二階幹事長の間で、「補選後に7人を“恩赦”するという話がついていた」(都連中堅議員)とされる。
ところが、補選の翌日(10月24日)に行なわれた都連の役員会で「処分を見直すべきではない」という意見が噴出し、小池VS都連の内ゲバが再燃した。
自民党都議の1人が、「小池知事は政治塾で公然とわれわれに刺客を立てる準備をしている。相手が刀の柄に手をかけているのに、温情をかけるなんてとんでもない」と反発すれば、小池氏は都議会のドン、内田茂・都議の腹心として知られる都議会自民党幹事長・高木啓氏の政治資金パーティ(10月26日)を狙い撃ちするように、都庁職員に「馴れ合いとの批判を招かないよう、節度ある対応を取るように」という“出席自粛令”を出した。
※週刊ポスト2016年11月11日号