「10年以上前から大麻解禁運動にのめり込んでいた男で、大麻取締法を廃止すべく、市民団体を作って活動していました。“大麻は煙草や酒より害がない”“医療用大麻を禁止しているのは先進国で日本だけ”というのが口癖で、高樹さんもすぐに彼の言う『大麻無害論』に染まっていきました」(森山容疑者の知人)
ちなみに高樹の逮捕後に女医の西川史子(45才)がテレビで主張したように、「医療用大麻」というものは存在しない。どんな形で使おうとも大麻は大麻であり、使用すれば幻覚作用が発現し、WHOでも有害性が証明されている。
高樹は2000年から、『相棒』(テレビ朝日)シリーズに主人公の元妻役で出演しており、事務所も彼女の大麻思想には危機感を持っていたという。
「過去の男性遍歴を見てもわかるように、高樹さんは恋人に共依存しやすいタイプ。あの男はやめておけ、と周囲は何度も忠告したのですが、高樹さんは聞く耳をもたなかった。むしろ彼にどんどん依存していき、2012年には事務所も辞めています」(前出・芸能関係者)
石垣島に移住後「大麻草検証委員会」の幹部に名を連ね、今年7月の参院選には東京選挙区から出馬。街頭演説で医療用大麻解禁を訴える姿が注目を浴びたが、結果は落選。彼女を選挙に導いたのも、森山容疑者だった。
「彼はもともと東京の大田区で建設会社を設立しており、地元の政治家に顔が利くんです。参院選で高樹さんを担ぎ出すべく、区内の有力者に挨拶回りをしていた」(前出・全国紙記者)
参院選からわずか半年後の逮捕劇は、彼女に投票した有権者への裏切りに他ならない。逮捕後、高樹の自宅から押収された乾燥大麻は100回分の吸引量に当たる55g。幻覚作用の強い花穂部分を多く含み、取引価格は通常の3倍という“極上品”だという。
※女性セブン2016年11月17日号