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2016.11.12 07:00  週刊ポスト

女優が決意持って挑んだVシネマ 藤原紀香、浜崎あゆみも

浜崎あゆみもVシネ出演経験者

 ビデオシネマ、略して「Vシネマ」は1989年に誕生した。当初は、テレビドラマが隆盛を極め、映画至上主義が強く残っており、出演に抵抗を持つ女優たちもいた。

 その中で、偏見を持たずに未知の世界に飛び込んだ者もいる。1990年、角川3人娘の一人である渡辺典子は『コードネーム348女刑事サシバ』でレイプシーンを演じた。

「今の私ができるギリギリのところまでやりました」と語った彼女は、清純派から大人の女優へ脱皮。1991年には、美人作家の内田春菊が自著を原作にした『水物語』に出演。「どうせなら、原作者の立場を離れ、自分が演じる側になったほうが、へんにヤキモキしなくて済むでしょう」と夫役のジョニー大倉との騎乗位に挑んだ。

 Vシネマを軌道に乗せた要因の一つとして、グラビアアイドルの存在も欠かせない。1990年前後、芸能界は「アイドル冬の時代」を迎えた一方で、グラドルという新たなジャンルを創出する。

 セクシーさを売りにする彼女たちとVシネマの相性は抜群だった。細川ふみえが『プリティガール2』でセクシー探偵を、かとうれいこが『女教師仕置人』で法が裁けない悪を倒す仕置人を演じ、岡本夏生が大ヒット映画『女囚さそり』のリメイクに主演した。

「Vシネマにはしっかりとしたストーリーがあり、映画では容易になれない主演を務められる。グラドルにとって、女優へのステップアップにもなりました」(Vシネマに詳しいライターの石田伸也氏)

 映画の製作費には及ばないものの、テレビの2時間ドラマが4000万円前後だった時代に、Vシネマは倍近い金額を投資。3週間程度という撮影期間の短さも、テレビやグラビアを掛け持ちする彼女たちにとって好都合だった。製作側としても旬なグラドルの出演で、主な客層の若い男性を取り込める利点は大きかった。

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