芸能

吉田美和、亡き義母・りりィから託された散骨の願い

りりィさんの葬儀に参列した吉田とJUON

 青く輝く太平洋を望む千葉県鴨川市の海岸沿いに、そのマンションはあった。近隣住人は、半年ほど前から『DREAMS COME TRUE』(以下ドリカム)のボーカル・吉田美和(51才)がよく訪れていたことを記憶していた。

「旦那さんと一緒にね。ここ、彼女の姑さんが住んでいたから。入院中の家のことなんかもやってあげてたのかな。今どき珍しい、立派なお嫁さんでしたよ」(近隣住人)

 11月11日朝6時、歌手のりりィ(享年64)が亡くなった。末期の肺がんだった。

「ずっと鹿児島の病院にいたんだけど、転移も見つかって。“最期は自宅で”ということで、今年春に鴨川に戻ってきたんです。近くの大病院で入退院を繰り返していましたけど、最後は何も食べられなくてね。酸素ボンベも手放せないし、痛々しい姿だった」(別の近隣住人)

 吉田がりりィさんの息子で歌手のJUON(31才)と結婚したのは、2012年3月のこと。自身のバンドとは別に、ドリカムのサポートメンバーとしても活動していたJUONが吉田に“婿入り”したことが当時話題になった。

「“身も心もあなたに捧げます”という誓いを込めて婿入りしたそうです。吉田さんは彼の19才も年上でりりィさんとは13才しか離れていない。複雑な思いもありそうですけど、りりィさんは“ふたりが幸せならいいじゃない”って気にするそぶりもなく。蛙の子は蛙というか、JUONさんもずっと音楽をやってきて、母子がとても仲よくてね。そこに吉田さんも入っていったわけだけど、嫁姑関係は上手くいっていた。吉田さんとりりィさんはどちらかというと“姉妹”みたいな関係でしたね。結婚した時は、“逆玉だね”って茶化したら、“そうなのよ、いい人見つけて一安心だわ”って笑ってたっけ…」(りりィさんを知る音楽関係者)

 1974年の『私は泣いています』以降、数々のヒット曲を出したりりィさんを吉田はミュージシャンとして尊敬していた。晩年、小さな会場でりりィさんがライブをした際も、吉田が訪れている姿が何度も目撃されている。

 2009年にはドリカムが主題歌『その先へ』を歌ったドラマ『救命病棟24時』(フジテレビ系)にりりィさんが出演し、“嫁姑共演”に吉田は歓喜していたという。

 りりィさんは生前、『Lily-Yoji』でユニットを組むミュージシャンの斉藤洋士氏(60才)と内縁関係にあったが、

「吉田さんは斉藤さんとも仲良しで、嫁舅関係も問題なかった。4人全員が家族って感じだった」(別の音楽関係者)

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