私たちの声は、メンバーに伝わっている…ファンたちの確信はさらなるムーブメントを生んでいる。それが“クリップ運動”だ。
「今、ファンたちは、メンバーそれぞれのカラーのクリップを買って身につけているんです。あとは、ツイッターのアカウント名にクリップマークの絵文字をつけることも、広まっています。『私はSMAPの支持者です』とアピールしたいという気持ちからです」(澤田さん)
この“クリップ”のモチーフは12月28日に発売される、DVD『Clip!SMAP! コンプリートシングルス』のジャケット写真に使われている。クリップの先端についた赤い点が5人を表すとか、つながった5つのクリップが手に見えるとかファンの間でさまざまな読み解きがされている。
「私を含め、SMAPファンは40~50代が中心。解散報道があるまで、ラインすら登録していないSNSオンチでした。だけど、自分から発信しないといけないなって思ったんです。だから娘に教わりながら、ツイッターに登録して…周りを見ても本当にそういう人が多いんですよ。
この間も信号待ちで隣にクリップをつけている60代くらいの女性がいて意気投合しちゃいました。私たち、あきらめてません。ファンの結束力は本当にすごいって、毎日実感させられていますから」(50代ファン)
泣いても笑ってもあと1か月弱。『青いイナズマ』のように、ファンの心に宿る炎は静かに燃えたぎっている。
※女性セブン2016年12月22日号