芸能

ヒット裏に「パピプペポ」 PPAP、ポケモン、ペッペッツペーも

今年ブレイクした「ピコ太郞」も破裂音だ

 ピコ太郎のヒット曲『PPAP』、つまり「ペンパイナッポーアッポーペン」には多くの「パ行」が入っている。「パピプペポ」のことを「破裂音(はれつおん)」というのだが、これに着目すると、ヒットした背景も見えてくる。ピコ太郎のほかにも、ゲームアプリ「ポケモンGO」や、オリエンタルラジオによる「PERFECT HUMAN(パーフェクトヒューマン)」など、今年は「破裂音」が目立った。

 ベッキーの休業で危機に陥ったサンミュージックを支えるべく大活躍したのは、お笑いコンビ「メイプル超合金」。「斉藤さんだぞ」で知られるトレンディエンジェル・斉藤司のもう1つのギャグ「ペッペッペー」。アメリカ合衆国次期大統領には「トランプ」氏が選ばれた。今までマイナーだった「パクチー料理」が「今年の一皿」になったのもそのひとつだ。

◇「パピプペポ」の気持ちよさは赤ちゃんが知っている
 
 さて「感性リサーチ」代表取締役社長の黒川伊保子氏はその著書『怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか』(新潮社)の中でこう綴っている。
 
《PやBのように唇を使って出す音は、赤ん坊が意図的に出す最初の子音(しいん)である》

 さらにはこんな記述も。《口腔内の空気を破裂させて出すP音(中略)は、口唇に意識が集中している授乳期の赤ん坊にとって、とても気持ちが良いのである》。

 赤ちゃんが「ぱぁ」とか「ぷー」と言っている光景を見たことがあるかもしれない。つまりこの「ぱぴぷぺぽ」は子供たちに最も近しい音であり、最も気持ちの良い音なのだ。そんな生まれたときの原体験を、今、「PPAP」を歌う世界中の人々は追想しているのではないか。

◇ポンキッキも! 子供向けのエンターテインメントに多用

関連記事

トピックス

「父としての自覚」が芽生え始めた小室さん
「よろしかったらお名刺を…!」“1億円新居”ローン返済中の小室圭さん、晩餐会で精力的に振る舞った理由【眞子さんに見せるパパの背中】
NEWSポストセブン
関屋警部補を演じた原田大二郎(撮影/中庭愉生)
【放送50年特別インタビュー】原田大二郎が振り返る『Gメン\\\'75』の思い出、今だから話せる「関屋警部補が殉職した理由」 降板後も続いた丹波哲郎との良好な関係
週刊ポスト
多忙なスケジュールのブラジル公式訪問を終えられた佳子さま(時事通信フォト)
《体育会系の佳子さま》体調優れず予定取り止めも…ブラジル過酷日程を完遂した体力づくり「小中高とフィギュアスケート」「赤坂御用地でジョギング」
NEWSポストセブン
麻薬密売容疑でマグダレナ・サドロ被告(30)が逮捕された(「ラブ・アイランド」HPより)
ドバイ拠点・麻薬カルテルの美しすぎるブレイン“バービー”に有罪判決、総額103億円のコカイン密売事件「マトリックス作戦」の攻防《英国史上最大の麻薬事件》
NEWSポストセブン
東京都議選の開票を見守る自民党の木原誠二選対委員長(左)と井上信治・東京都連会長=22日夜、東京・永田町の同党本部(時事通信フォト)
《都議選で歴史的大敗》今や自民党は保守じゃない、参院選に向けてウリは2万円給付だけか 支持層から「時代について行けない集団」「消費期限切れ」「金払って党員になっても意味ない」の声
NEWSポストセブン
アナウンサーのオンカジ疑惑を早めに公表したフジテレビ(イメージ)
《オンカジの”儲からない”実態》逮捕されたフジテレビPは2400万円のマイナス、280億円賭けた「バカラのカリスマ」も数千万円のマイナス 勝てない前提のイカサマか
NEWSポストセブン
広島県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年6月、広島県。撮影/JMPA)
皇后雅子さま、広島ご訪問で見せたグレーのセットアップ 31年前の装いと共通する「祈りの品格」 
NEWSポストセブン
無期限の活動休止を発表した国分太一(50)。地元でもショックの声が──
《地元にも波紋》「デビュー前はそこの公園で不良仲間とよくだべってたよ」国分太一の知られざる “ヤンチャなTOKIO前夜” 同級生も落胆「アイツだけは不祥事起こさないと…」 【無期限活動停止を発表】
NEWSポストセブン
出廷した水原被告(右は妻とともに住んでいたニューポートビーチの自宅)
《水原一平がついに収監》最愛の妻・Aさんが姿を消した…「両親を亡くし、家族は一平さんだけ」刑務所行きの夫を待ち受ける「囚人同士の性的嫌がらせ」
NEWSポストセブン
TOKIOの国分太一(右/時事通信フォトより)
《あだ名はジャニーズの風紀委員》無期限活動休止・国分太一の“イジリ系素顔”「しっかりしている分、怒ると“ネチネチ系”で…」 “セクハラに該当”との情報も
NEWSポストセブン
夫・井上康生の不倫報道から2年(左・HPより)
《柔道・井上康生の黒帯バスローブ不倫報道から2年》妻・東原亜希の選択した沈黙の「返し技」、夫は国際柔道連盟の新理事に就任の大出世
NEWSポストセブン
新潟で農業を学ことを宣言したローラ
《現地徹底取材》本名「佐藤えり」公開のローラが始めたニッポンの農業への“本気度”「黒のショートパンツをはいて、すごくスタイルが良くて」目撃した女性が証言
NEWSポストセブン