――今回の報道後は連絡をとりましたか。
「まだ話せていません」
A氏との関係や夫との別居以上に世間を騒がせたのは、このタイミングでの「引退発表」にある。『ショムニ』の坪井千夏役を筆頭に、白黒つける自立した女性のイメージが強い江角にしては、あまりにも不可解な幕引きにみえる。
世間が「不倫報道を受けて逃げた」と捉えるのも無理はない今回の引退発表について、江角はこう答えた。
「12月18日に50才の誕生日を迎えたのを機に熟慮した結論です。昨年春から仕事をお休みして子育てに専念する中、『引退』の2文字は頭にありました。結婚、出産でも立ち止まることなく常に仕事をしてきましたので、今かけがえのない子供の成長に100%寄り添うべきと決意しました。
モデル時代を含めると30年近くこの世界に身を置かせていただきました。20代のまだ自分が何者か、将来もどうなるかわからない時に仕事を始めました。一度上ったレールを降りるのはタイミングが難しいもので、今がその時なのかな、と思ったんです」
――報道は関係なかった、ということですか。
「全く関係ありません。事実、私は1月14日に弁護士の先生に『引退したい』という内容の、1か月考えて書いた長文のメールを送っています。その直後に所属事務所のHPはたたんでいます。それは報道の前のことです。私にとって引退は、決してネガティブなことではなく、前向きな気持ちじゃないと決意できないことなんです。これから子供たちと冒険をし、社会に出て初めて自分の自由になる時間を得るのです」
――今後の活動は。
「今はまったく考えていません。子供と一緒にいる時間が何にもかえがたいです」
ひとりの母として第二の人生を生きる江角。最後にこんな質問をしてみた。
――自分のことを「強い女性」だと思いますか?
「私は…強い女性で、強い母でありたいと思っています。役のイメージとは別で、失敗もするし、後悔もします。ただ、気持ちを切り替え、前を向いて、強い女性でありたい」
※女性セブン2017年2月9日号