あの頃は淋しくて逃げ出したけど、今は夫と高2の息子がいるからしっかりしなくちゃって思っているの。
その息子が小学5年生の時にこの写真集を見ちゃって困ったよ。いきなり写真のポーズをして、「覚えてる?」だって(笑い)。「嫌いになった?」と聞いたら、「かっこいいじゃん」と褒めてくれたよ。
息子はワタシの一番のファンなんです。「ルビーちゃん、もうちょっとテレビ出なよ」って応援してくれるし、家にいると「売れない女優みたいだなあ。がんばりなよ」って励ましてくれるんですよ、嬉しいね。
またヘアヌードを撮らないかって? なに言ってるの、ワタシ、51歳だよ。ムリ、ムリ……でも、考えてみようかな(笑い)。
●ルビー・モレノ/1965年9月22日生まれ。フィリピン出身。1992年、映画『あふれる熱い涙』でいきなり主演を務め、女優デビューを飾る。同年、最高視聴率32.6%を記録したドラマ『愛という名のもとに』(フジテレビ系)で、バーに勤める出稼ぎのフィリピン女性を演じて評価され、1993年、映画『月はどっちに出ている』でブルーリボン賞最優秀主演女優賞など映画賞を総ナメにした。翌1994年、29歳でヘアヌード写真集『RUBY』を発売して話題に。度重なる仕事のドタキャンなどで“お騒がせ女優”と呼ばれ一線から遠ざかっていたが、2016年にドラマ『コールドケース 迷宮事件簿』(WOWOW)に出演するなど芸能活動を再開。
※週刊ポスト2017年2月10日号