小林:秋篠宮殿下は自由を重んじる方だから、家柄なんか気にしないでしょう。眞子さまは電車でデートもしてたし。とにかく、眞子さまや佳子さまが結婚適齢期を迎えているのだから、急いでほしいんですよ。
八木:旧宮家の男系男子が具体的に出てきたら、賛成してくださいますか?
小林:わしは賛成も反対もないのよ。あなたたちは男系絶対主義だけど、わしは「双系絶対」と主張しているわけではない。この問題に関しては天皇陛下の見識に誰もかなわないから、その思し召しに従うまでのこと。陛下が「男系で行く」とおっしゃるなら、それでかまわない。陛下は百手先まで計算し尽くして、男系男子では皇位が安定しないとお考えだと思うけど。
八木:女系にした瞬間に皇室の中身は変わってしまいます。皇室の正統性を重視する立場からは、女系継承につながる措置は認められません。ヨーロッパのような単なる立憲君主制を維持するだけなら女系でつなぐのもひとつのやり方でしょうが、それは日本の伝統的な皇室とは違う。
小林:男系継承は日本の伝統ではなく支那から入ってきたものだから、もうやめていいんだよ。これまでとは異質な皇室でも、国民の敬意が深まればいい。
八木:国民に尊敬されて、天皇としての「機能」を発揮できればよいと認める立場もあるでしょう。しかし私はやはり「血統」が天皇の基礎であり、機能する上での前提だと考えます。