芸能

「利他」に徹底する木村拓哉 共演者の出演作を事前チェック

事前に共演者の出演作をチェック

 SMAP解散騒動以降、4対1の構図を作った“裏切り者”扱いされてきた木村拓哉。昨年大晦日のSMAPメンバーの打ち上げにも木村は1人参加せず、自宅で家族と過ごしていた。ネット上では「キムハブ」なる言葉で叩かれることもあった。しかし今、芸能界では木村を礼賛する者が続々と出現している。

 解散騒動以降、木村と仕事をした共演者やスタッフが一様に驚くのは、彼が「一切の言い訳をしない」という点だった。

「SMAPの分裂を招いた戦犯扱いをされてきたわけです。今でも木村さんのことを悪く言うタレントもいる。でも、木村さんはどんな場であろうとも、この件については話さなかった。反論したいことは山ほどあるはずなのに…。

 しかも番宣など公の場にも堂々と出続けた。木村さんが、表に出たくないと言えばそうできたはずです。自分のことはじっと黙って、ただひたすら撮影現場を盛り上げるために動いてきた姿に“反木村”と言ってた人も徐々に変わってきたように感じます」(芸能関係者)

 最近、江角マキコ(50才)の不倫引退や清水富美加(22才)の出家騒動など、当事者が反論を繰り返し、泥沼化するケースが相次いでいる。その中で、木村が沈黙し、“利他”に徹底する姿に、周囲の評価は上がっている。

「悪口やネガティブな状況など逆風が吹いている時の立ち居振る舞いは重要です。スキャンダル女王といわれながら松田聖子さん(54才)が今も女性のハートをがっちり掴んでいるのは、どんな時でも堂々としていて、言い訳一つしないから。木村さんもそうです。騒動渦中にローカル局の番宣まですべてこなしながら、笑顔を貫いてみせた。黙って態度で周囲を変えましたね」(別の芸能関係者)

 連続ドラマ『A LIFE』(TBS系)の撮影現場ではこんな光景が目撃されていた。

「木村さん、事前に共演者の出演作をチェックしてから臨んだらしく、現場でさりげなく“あの作品はすばらしかったです”と感想を伝えていました」(テレビ関係者)

 孤軍奮闘しながら強い意志で周囲を変えていく医師・沖田を演じる木村に現実の姿も重なる。同ドラマの第6話(2月19日放送)は平均視聴率15.3%を記録。番組最高記録を更新した。

※女性セブン2017年3月9日号

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