芸能

ドラマ『火花』 林遣都らが繰り広げる漫才は超ハイレベル

『火花』で見事な漫才を見せる林遣都

 ピースの又吉直樹が原作の芥川賞受賞作『火花』のドラマが、NHKで放送され話題を集めている。注目されているのは、ドラマ内で演じられる漫才シーンだ。出演する林遣都らが猛特訓して臨んだそうで、そのボケとツッコミ、“間”の取り方は「プロ級」「かなりのレベル」と絶賛する声が出ている。コラムニストのペリー荻野さんが解説する。

 * * *
「すごいらしいですよ」
「すごいです!」
「やっぱり、すごすぎ!!」

 又吉直樹の小説『火花』が世に出始めたとき、文芸誌編集者から出る言葉は、こんな感じに変化していった。「すごいらしい」という時点で単行本になったら、どれだけ売れるかが話題になるところは、さすがプロの読みだ。そして芥川賞獲得。

 この瞬間、私は芥川賞・直木賞発表会場にいたが、いつもは新聞・テレビなどの取材陣が集まっても、全体に穏やかな雰囲気なのに、『火花』が候補だったときだけは、ニュースだけでなく、ワイドショー関係のカメラもずらりと並び、会場は人とケーブルで足の踏み場もない状態。さらに会場に受賞者が到着すると、恒例の会見だけでは足りない!と夜10時過ぎてから、二度目のコメント会見が行われるという興奮ぶりだった。

 NHK総合で放送が始まった『火花』は、芥川賞の熱気そのままに、240万部という大ベストセラーとなった原作のドラマ化。観ていて緊張するのは、漫才のシーンだ。

関連記事

トピックス

62歳の誕生日を迎えられた皇后雅子さま(2025年12月3日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまのラオスご訪問に「感謝いたします」》皇后雅子さま、62歳に ”お気に入りカラー”ライトブルーのセットアップで天皇陛下とリンクコーデ
NEWSポストセブン
今回の地震で道路の陥没に巻き込まれた軽自動車(青森県東北町。写真/共同通信社)
【青森県東方沖でM7.5の地震】運用開始以来初の“後発地震注意情報”発表「1週間以内にM7を超える地震の発生確率」が平常時0.1%から1%に 冬の大地震に備えるためにすべきこと 
女性セブン
「一般企業のスカウトマン」もトライアウトを受ける選手たちに熱視線
《ソニー生命、プルデンシャル生命も》プロ野球トライアウト会場に駆けつけた「一般企業のスカウトマン」 “戦力外選手”に声をかける理由
週刊ポスト
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン
3年前に離婚していた穴井夕子とプロゴルァーの横田真一選手(Instagram/時事通信フォト)
《ゴルフ・横田真一プロと2年前に離婚》穴井夕子が明かしていた「夫婦ゲンカ中の夫への不満」と“家庭内別居”
NEWSポストセブン
二刀流かDHか、先発かリリーフか?
【大谷翔平のWBCでの“起用法”どれが正解か?】安全策なら「日本ラウンド出場せず、決勝ラウンドのみDHで出場」、WBCが「オープン戦での調整登板の代わり」になる可能性も
週刊ポスト
テレビ復帰は困難との見方も強い国分太一(時事通信フォト)
元TOKIO・国分太一、地上波復帰は困難でもキャンプ趣味を活かしてYouTubeで復帰するシナリオも 「参戦すればキャンプYouTuberの人気の構図が一変する可能性」
週刊ポスト
世代交代へ(元横綱・大乃国)
《熾烈な相撲協会理事選》元横綱・大乃国の芝田山親方が勇退で八角理事長“一強体制”へ 2年先を見据えた次期理事長をめぐる争いも激化へ
週刊ポスト
2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン