芸能

かまやつさんが森山良子に贈った愛車 35年経った今も現役

長年乗った名車カントリーマンは森山家で代々受け継がれている

 3月1日に膵臓がんで亡くなったムッシュかまやつさん(享年78)。かまやつさんは1939年、日系米国人のジャズシンガーで日本ジャズ界の草分け的存在であるティーブ・釜萢(かまやつ)氏の息子として生まれた。そして、歌手・森山良子(69才)はいとこである。

「森山さんもお母さんがジャズシンガーで、お父さんがジャズトランペッターという音楽一家。森山さんの母とかまやつさんの母が姉妹という関係で、かまやつ一家は幼少時に東京の閑静な住宅街にあった森山さん家に居候していた時期もありました。

 当時、2階に住んでいたかまやつさんの部屋に、柿の木をよじ登って森山さんが訪れたこともあったそうです」(古くからかまやつさんを知る知人)

 父の影響で幼少期から音楽に親しんでいたかまやつさんは中学生の時には六本木のクラブでジャズを聴き、当時、一流文化人が集まった麻布台のイタリアンレストラン『キャンティ』に出入り。高校生になるとバンドを組んで米軍キャンプなどで演奏し、1958年にはカントリー&ウエスタン歌手としてソロデビューした。

「ネイティブをうならせるほどの流暢な英語を話せたのは、その世代の音楽仲間ではかまやつさんくらい。だからカッコイイってすごくモテましたよ」(前出・知人)

 1963年に、ザ・スパイダースに加入すると、かまやつさんが作曲した『フリフリ』『バン・バン・バン』『あの時君は若かった』などが大ヒット。堺正章(70才)や井上順(70才)らとともにGSブームの牽引役を果たした。

 かまやつさんからギターを習ったという森山も、1967年に『この広い野原いっぱい』でレコードデビュー。

「スパイダースのライブで沖縄に行く時、かまやつさんは羽田で森山さんとバッタリ会ったらしいんです。『誰か送りに来たの?』と聞いたら、『スパイダースの前座で歌う』と聞いて、本当に驚いたそうです。かまやつさんはてっきり森山さんが幼少期から習っていたバレエの道に進んでいたと思っていたそうなんです」(芸能関係者)

関連記事

トピックス

《悠仁さま成年式》雅子さまが魅せたオールホワイトコーデ、 夜はゴールドのセットアップ 愛子さまは可愛らしいペールピンクをチョイス
《悠仁さま成年式》雅子さまが魅せたオールホワイトコーデ、 夜はゴールドのセットアップ 愛子さまは可愛らしいペールピンクをチョイス
NEWSポストセブン
LUNA SEA・真矢
と元モー娘。・石黒彩(Instagramより)
《80歳になる金婚式までがんばってほしい》脳腫瘍公表のLUNA SEA・真矢へ愛妻・元モー娘。石黒彩の願い「妻へのプレゼントにウェディングドレスで銀婚式」
NEWSポストセブン
昨年10月の総裁選で石破首相と一騎打ちとなった高市早苗氏(時事通信フォト)
「高市早苗氏という“最後の切り札”を出すか、小泉進次郎氏で“延命”するか…」フィフィ氏が分析する総裁選の“ウラの争点”【石破茂首相が辞任表明】
NEWSポストセブン
万博で身につけた”天然うるし珠イヤリング“(2025年8月23日、撮影/JMPA)
《“佳子さま売れ”のなぜ?》2990円ニット、5500円イヤリング…プチプラで華やかに見せるファッションリーダーぶり
NEWSポストセブン
次の首相の後任はどうなるのか(時事通信フォト)
《自民党総裁有力候補に党内から不安》高市早苗氏は「右過ぎて参政党と連立なんてことも言い出しかねない」、小泉進次郎氏は「中身の薄さはいかんともしがたい」の評
NEWSポストセブン
阪神の中野拓夢(時事通信フォト)
《阪神優勝の立役者》選手会長・中野拓夢を献身的に支える“3歳年上のインスタグラマー妻”が貫く「徹底した配慮」
NEWSポストセブン
9年の濃厚な女優人生を駆け抜けた夏目雅子さん(撮影/田川清美)
《没後40年・夏目雅子さんを偲ぶ》永遠の「原石」として記憶に刻まれた女優 『瀬戸内少年野球団』での天真爛漫さは「技巧では決して表現できない境地」
週刊ポスト
朝比ライオさん
《マルチ2世家族の壮絶な実態》「母は姉の制服を切り刻み…」「包丁を手に『アンタを殺して私も死ぬ』と」京大合格も就職も母の“アップへの成果報告”に利用された
NEWSポストセブン
チームには多くの不安材料が
《大谷翔平のポストシーズンに不安材料》ドジャースで深刻な「セットアッパー&クローザー不足」、大谷をクローザーで起用するプランもあるか
週刊ポスト
ブリトニー・スピアーズ(時事通信フォト)
《ブリトニー・スピアーズの現在》“スケ感がスゴい”レオタード姿を公開…腰をくねらせ胸元をさすって踊る様子に「誰か助けてあげられないか?」とファンが心配 
NEWSポストセブン
政権の命運を握る存在に(時事通信フォト)
《岸田文雄・前首相の奸計》「加藤の乱」から学んだ倒閣運動 石破降ろしの汚れ役は旧安倍派や麻生派にやらせ、自らはキャスティングボートを握った
週刊ポスト
2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《不倫報道で沈黙続ける北島康介》元ボーカル妻が過ごす「いつも通りの日常」SNSで垣間見えた“現在の夫婦関係”
NEWSポストセブン