洋子さんは厳しそうなイメージで語られることが多いですが、本当はとても柔和なかた。2人の嫁とも関係は極めて良好です。昭恵さんの自由すぎる振る舞いにも“口を出さない”というのは事実で、悪くはなかった。実際、昭恵さんも“跡継ぎがいないことについて直接的にも間接的にも義母から何か言われたことは一切ない”とよく周囲に語っています。
ただ、昭恵さんの今回の問題でマイナスの評価を受けたのは、夫の安倍首相だけじゃない。嫁を“政治家の妻”に教育できなかったと言われたり、なんでもっと厳しく怒らないのかと洋子さんが責められることになりかねない。安倍家の妻たちはそのことも心配しているのではないでしょうか」(政界関係者)
そんな安倍家関係者や後援者たちが最も恐れているのは「昭恵さんの出馬」だ。
「昭恵さんの口癖は“私は世の中をよくしたい”というもの。この調子の屈託のなさだと、最近の交遊関係や発言を聞くにつけ、万が一にも“自分が立候補する”と言い出しかねない。それだけは勘弁してほしい、というのが家族の思いでしょう」(前出・ジャーナリスト)
安倍首相が昭恵夫人に厳しい態度を取らないことに最も疑問に感じているのは、他でもなく安倍家の女性たちだと、前出の政界関係者が指摘する。
「国民が思っている通りですが、“いい加減、晋三さんに昭恵さんを怒ってほしい。晋三さんが女性を怒れない優しい性格であることはわかるが、安倍家の体面を守るためにも、ポーズでもいいから外にわかるように怒ってほしい”というのが、洋子さんや幸子さん、智香子さんの思いのようです。2度目の首相になったとき、昭恵さんの自由な活動に口を出さない“夫婦内密約”があったとしても、今回の森友学園の問題は度を越えていますからね」(前出・ジャーナリスト)
昭恵夫人は「家庭内野党」どころか、「一族内野党」に追い込まれているようだ。
※女性セブン2017年3月30日・4月6日号