洋子さんは厳しそうなイメージで語られることが多いですが、本当はとても柔和なかた。2人の嫁とも関係は極めて良好です。昭恵さんの自由すぎる振る舞いにも“口を出さない”というのは事実で、悪くはなかった。実際、昭恵さんも“跡継ぎがいないことについて直接的にも間接的にも義母から何か言われたことは一切ない”とよく周囲に語っています。

 ただ、昭恵さんの今回の問題でマイナスの評価を受けたのは、夫の安倍首相だけじゃない。嫁を“政治家の妻”に教育できなかったと言われたり、なんでもっと厳しく怒らないのかと洋子さんが責められることになりかねない。安倍家の妻たちはそのことも心配しているのではないでしょうか」(政界関係者)

 そんな安倍家関係者や後援者たちが最も恐れているのは「昭恵さんの出馬」だ。

「昭恵さんの口癖は“私は世の中をよくしたい”というもの。この調子の屈託のなさだと、最近の交遊関係や発言を聞くにつけ、万が一にも“自分が立候補する”と言い出しかねない。それだけは勘弁してほしい、というのが家族の思いでしょう」(前出・ジャーナリスト)

 安倍首相が昭恵夫人に厳しい態度を取らないことに最も疑問に感じているのは、他でもなく安倍家の女性たちだと、前出の政界関係者が指摘する。

「国民が思っている通りですが、“いい加減、晋三さんに昭恵さんを怒ってほしい。晋三さんが女性を怒れない優しい性格であることはわかるが、安倍家の体面を守るためにも、ポーズでもいいから外にわかるように怒ってほしい”というのが、洋子さんや幸子さん、智香子さんの思いのようです。2度目の首相になったとき、昭恵さんの自由な活動に口を出さない“夫婦内密約”があったとしても、今回の森友学園の問題は度を越えていますからね」(前出・ジャーナリスト)

 昭恵夫人は「家庭内野党」どころか、「一族内野党」に追い込まれているようだ。

※女性セブン2017年3月30日・4月6日号

関連記事

トピックス

雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA
【天皇陛下とトランプ大統領の会見の裏で…】一部の記者が大統領専用車『ビースト』と自撮り、アメリカ側激怒であわや外交問題 宮内庁と外務省の連携ミスを指摘する声も 
女性セブン
名古屋事件
【名古屋主婦殺害】長らく“未解決”として扱われてきた事件の大きな転機となった「丸刈り刑事」の登場 針を通すような緻密な捜査でたどり着いた「ソフトテニス部の名簿」 
女性セブン
今年の6月に不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《世界ランキング急落》プロテニス・錦織圭、“下部大会”からの再出発する背景に不倫騒と選手生命の危機
NEWSポストセブン
国仲涼子が『ちゅらさん』出演当時の思い出を振り返る
国仲涼子が語る“田中好子さんの思い出”と“相撲への愛” 『ちゅらさん』母娘の絆から始まった相撲部屋通い「体があたる時の音がたまらない」
週刊ポスト
「運転免許証偽造」を謳う中国系業者たちの実態とは
《料金は1枚1万円で即発送可能》中国人観光客向け「運転免許証偽造」を謳う中国系業者に接触、本物との違いが判別できない精巧な仕上がり レンタカー業者も「見破るのは困難」
週刊ポスト
各地でクマの被害が相次いでいる(左/時事通信フォト)
《空腹でもないのに、ただただ人を襲い続けた》“モンスターベア”は捕獲して山へ帰してもまた戻ってくる…止めどない「熊害」の恐怖「顔面の半分を潰され、片目がボロり」
NEWSポストセブン
カニエの元妻で実業家のキム・カーダシアン(EPA=時事)
《金ピカパンツで空港に到着》カニエ・ウエストの妻が「ファッションを超える」アパレルブランド設立、現地報道は「元妻の“攻めすぎ下着”に勝負を挑む可能性」を示唆
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さんの胸キュンワンシーンが話題に(共同通信社)
《真美子さんがウインク》大谷翔平が参加した優勝パレード、舞台裏でカメラマンが目撃していた「仲良し夫婦」のキュンキュンやりとり
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の発生時、現場周辺は騒然とした(共同通信)
「子どもの頃は1人だった…」「嫌いなのは母」クロスボウ家族殺害の野津英滉被告(28)が心理検査で見せた“家族への執着”、被害者の弟に漏らした「悪かった」の言葉
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“最もクレイジーな乱倫パーティー”を予告した金髪美女インフルエンサー(26)が「卒業旅行中の18歳以上の青少年」を狙いオーストラリアに再上陸か
NEWSポストセブン
大谷翔平選手と妻・真美子さん
「娘さんの足が元気に動いていたの!」大谷翔平・真美子さんファミリーの姿をスタジアムで目撃したファンが「2人ともとても機嫌が良くて…」と明かす
NEWSポストセブン
逮捕された鈴木沙月容疑者
「もうげんかい、ごめんね弱くて」生後3か月の娘を浴槽内でメッタ刺し…“車椅子インフルエンサー”(28)犯行自白2時間前のインスタ投稿「もうSNSは続けることはないかな」
NEWSポストセブン