「かつて小泉純一郎首相は郵政選挙で当選させた小泉チルドレンの議員たちに『政治家は使い捨てにされる覚悟を持たなければならない』と言った。その言葉通り、郵政民営化を実現した後、チルドレンの多くは次の選挙で落選し、生き残った者だけが小池氏のように実力をつけていった。小池新党の候補者は玉石混交でタレントやらフリーメイソンやらの候補も入ってくるかもしれない。それでもいいのです。
政治の素人や烏合の衆でも、まずは議会の顔ぶれを一新して、『これで政治は変わる』と有権者に見せることが重要なのです」
263人の候補者予備軍は、この国の政治を変える切り込み役、そして捨て石の役割を担うことになる。
※週刊ポスト2017年4月7日号