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2017.04.07 11:00  週刊ポスト

火中の栗拾い失敗する新社長と成功する新社長の違いは?

 経営不振に陥っていた三洋電機では、創業家の井植敏会長がテレビキャスターの野中ともよ氏を後任に据えるという奇手に出たが、2年目の2007年度決算で500億円の赤字を計上して野中氏は辞任。

 その後は総務人事本部長の佐野精一郎氏が社長としてトップに立ったが、再建できずにパナソニックに買収され、会社は消滅した。

 一方で、業績不振の企業を、新社長が立て直したケースもある。この6月から東京電力会長に就任する川村隆氏(77/現・日立製作所名誉会長)は、日立がリーマンショックで過去最悪の7873億円の最終赤字を出した直後の2009年に社長に就任し、再建を果たした実績が買われた。

 川村氏は日立マクセルから呼び戻されて社長に就任。不採算部門のテレビ事業や携帯電話事業から撤退を決定するなど合理化を断行し、2011年には黒字に転換させた。さらにその3年後には過去最高の営業利益5328億円を達成し、日立をV字回復に導いた。

 2001年に、800億円もの赤字を出していたコマツの新社長に就いた坂根正弘氏は、徹底した構造改革を断行して、2003年3月期には330億円の営業黒字を達成している。その後、2009年3月期には売上高2兆円を達成。世界第2位の建設機械メーカーにまで成長させている。

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