近年、このような番組が増えてきたことは、少し前まで隆盛を誇っていた芸人同士のトーク番組の勢いが失速していることと無関係ではないかもしれません。ひな壇芸人を集めての身内話に、視聴者もさすがに飽きてきた。今も人気番組は残っていますが、本当かどうかもよく分からない芸人同士の会話よりも、もっとリアリティーを求めるようになったのでしょう。告白バラエティーは、出演者がカメラの前ですべてを語っていないにしても、ある程度はさらけ出してくれているので、フィクションよりはノンフィクションに近いエンターテイメントといえます。

 制作サイドの事情でいえば、制作費がかからないという利点もあります。当事者をゲストとして呼ぶだけなので、大掛かりなセットも要らない。発言内容の責任についてもその人に負わせることができます。「最近テレビに出ていないけど有名なことは有名」というレベルの有名人をゲストに呼ぶことで、画面に映るスタジオ全体の風景を少しぜいたくにも見せられます。

◆ワイドショーに代わって一次情報が出せる

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