この数字に4000を掛けた「719.6万円」が、場所ごと支給されるわけだ。月給と合わせた年収を試算すると7700万円超となる。今年に入ってからの成績では稀勢の里の後塵を拝しているものの、収入面ではまだ大きく水をあけているのだ。ただし、である。
「今場所以降の成績次第では2人の年収が拮抗する可能性もあります。なんといっても今年に入ってからというもの、『懸賞金』が稀勢の里に一極集中しているからです」(同前)
力士の収入には、月給と報奨金に加え、幕内最高優勝(1000万円)や三賞(殊勲、技能、敢闘各200万円)に与えられる賞金、そして本場所の取組ごとにかかる「懸賞金」がある。
※週刊ポスト2017年5月26日号