国内

「生前退位」 皇居への引っ越しで雅子さまを心配する声も

皇居という隔絶された空間に雅子さまのご体調を懸念する声も

 天皇陛下の「生前退位」にまつわる特例法が成立した6月9日、皇太子さまは1泊2日の日程で、「みどりの愛護」のつどいへのご臨席のため石川県に足を運ばれた。

「式典のほか、金沢市内にある特別支援学校で生徒と交流されたり、白山市の『千代女の里俳句館』で江戸時代に活躍した女性俳人に関する展示や俳句教室の様子をご覧になりました。到着時、JR金沢駅に集まったのは約800人。警察によると、滞在中の2日間で計約8000人が奉迎したそうです。“皇太子としてのお姿を見られる機会は残り少ないから”という声も聞かれました」(皇室記者)

 特例法が成立したことで、来年末にも陛下は退位され、2019年のスタートは皇太子さまが新天皇となって迎えるとされている。

「石川県へ向かわれる北陸新幹線で、皇太子さまは最高級のグランクラスではなくグリーン車を利用されました。『質素倹約』は、皇室の精神の原点。雨中でも人々に笑顔を見せようとされたお姿からも、即位への準備段階にあることが伝わってきます」(前出・皇室記者)

 当初はご一緒される予定だった皇太子妃雅子さまだが、熱や扁桃炎による咳といった風邪の症状を訴えられ、お取りやめになった。5月25日の全国赤十字大会、31日の認定こども園の訪問も同様の理由で取りやめられており、これで5月14日の大相撲五月場所の観戦を最後に、雅子さまは約1か月間、公の場にお姿を見せられていないことになる。

「4月末の春の園遊会に続いて大相撲観戦も着物姿でお目見えになった雅子さまへの注目度は日に日に高まっていました。そんな中にあって、赤十字大会を欠席されたことは雅子さまにとって大きなショックだったのではないでしょうか。最近、雅子さまの公務へのお出ましの機会が増えてきていても、あくまで“当日の体調を考慮して”という状態でした。ですが、赤十字大会に限っては報道陣に配られた事前資料に雅子さまが臨席される旨が明記されていた。それだけ雅子さまのお気持ちも強かったということです」(宮内庁関係者)

 2004年以降、長期療養中にあって、雅子さまの体調は一進一退を続けてきた。

「かつてはなかなか判断がつかず、お出かけの直前になって“ご体調を総合的に判断”という曖昧な理由で欠席されることがほとんどでした。そう考えると、最近の取りやめは熱や咳という具体的な理由が示されていますから、決して長年の療養の成果が後戻りしてしまったわけではないということなのでしょう」(前出・皇室記者)

 しかし、6月15~21日のデンマーク訪問も、当初「ご夫妻で」という招待だったが、皇太子さまがおひとりで訪問されることが事前に決定した。

関連記事

トピックス

田久保市長の”卒業勘違い発言”を覆した「記録」についての証言が得られた(右:本人SNSより)
【新証言】学歴詐称疑惑の田久保市長、大学取得単位は「卒業要件の半分以下」だった 百条委関係者も「“勘違い”できるような数字ではない」と複数証言
NEWSポストセブン
本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《真美子さんと娘が待つスイートルームに直行》大谷翔平が試合後に見せた満面の笑み、アップ中も「スタンドに笑顔で手を振って…」本拠地で見られる“家族の絆”
NEWSポストセブン
“高市効果”で自民党の政党支持率は前月比10ポイント以上も急上昇した…(時事通信フォト)
世論の現状認識と乖離する大メディアの“高市ぎらい” 参政党躍進時を彷彿とさせる“叩けば叩くほど高市支持が強まる”現象、「批判もカラ回りしている」との指摘
週刊ポスト
国民民主党の玉木雄一郎代表、不倫密会が報じられた元グラビアアイドル(時事通信フォト・Instagramより)
《私生活の面は大丈夫なのか》玉木雄一郎氏、不倫密会の元グラビアアイドルがひっそりと活動再開 地元香川では“彼女がまた動き出した”と話題に
女性セブン
バラエティ番組「ぽかぽか」に出演した益若つばさ(写真は2013年)
「こんな顔だった?」益若つばさ(40)が“人生最大のイメチェン”でネット騒然…元夫・梅しゃんが明かしていた息子との絶妙な距離感
NEWSポストセブン
前伊藤市議が語る”最悪の結末”とは──
《伊東市長・学歴詐称問題》「登場人物がズレている」市議選立候補者が明かした伊東市情勢と“最悪シナリオ”「伊東市が迷宮入りする可能性も」
NEWSポストセブン
日本維新の会・西田薫衆院議員に持ち上がった収支報告書「虚偽記載」疑惑(時事通信フォト)
《追及スクープ》日本維新の会・西田薫衆院議員の収支報告書「虚偽記載」疑惑で“隠蔽工作”の新証言 支援者のもとに現金入りの封筒を持って現われ「持っておいてください」
週刊ポスト
ヴィクトリア皇太子と夫のダニエル王子を招かれた天皇皇后両陛下(2025年10月14日、時事通信フォト)
「同じシルバーのお召し物が素敵」皇后雅子さま、夕食会ファッションは“クール”で洗練されたセットアップコーデ
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
【長野立てこもり殺人事件判決】「絞首刑になるのは長く辛く苦しいので、そういう死に方は嫌だ」死刑を言い渡された犯人が逮捕前に語っていた極刑への思い
NEWSポストセブン
問題は小川晶・市長に政治家としての資質が問われていること(時事通信フォト)
「ズバリ、彼女の魅力は顔だよ」前橋市・小川晶市長、“ラブホ通い”発覚後も熱烈支援者からは擁護の声、支援団体幹部「彼女を信じているよ」
週刊ポスト
米倉涼子を追い詰めたのはだれか(時事通信フォト)
《米倉涼子マトリガサ入れ報道の深層》ダンサー恋人だけではない「モラハラ疑惑」「覚醒剤で逮捕」「隠し子」…男性のトラブルに巻き込まれるパターンが多いその人生
週刊ポスト
ソフトバンクの佐藤直樹(時事通信フォト)
【独自】ソフトバンクドラ1佐藤直樹が婚約者への顔面殴打で警察沙汰 女性は「殺されるかと思った」リーグ優勝に貢献した“鷹のスピードスター”が男女トラブル 双方被害届の泥沼
NEWSポストセブン