その他の大臣たちも問題発言を連発。山本幸三・地方創生相は滋賀県で開かれたセミナーで、「(観光振興の障害になっている)一番のがんは文化学芸員と言われる人たちだ。一掃しなければならない」と発言して大炎上。加計問題で矢面に立っている山本氏だけに、内閣改造で一掃されるか。
金田勝年・法相の“素直さ”はすがすがしいほどだった。2月の衆院予算委で野党から共謀罪の内容について追及を受けると、「ちょっと、私の頭脳というんでしょうか、対応できなくて申し訳ありません」ときっぱり。さらに野党議員から、共謀罪の対象が一般国民に及ばないことを確認するため、テロ準備行為の下見と花見の違いを問われると、
「花見であればビールや弁当を持っているのに対して、下見であれば地図や双眼鏡、メモ帳などを持っている」
そんなわかりやすい格好で下見に行くテロリストがいるのか……ちょっと頭脳が対応できず申し訳ない。
暴言は何も政治家だけではなかった。森友問題では財務省の佐川宣寿・理財局長の発言も話題に。同学園への国有地払い下げの交渉過程を明らかにするよう求められた佐川氏はこう強弁。
「財務省のシステムは即座にデータが抹消される仕様になっています」
さらに「復元もできない」と付け加えたが、後に、職員の手作業で削除されているだけで復元も可能なことが明らかになった。もちろん、今国会での彼の発言は抹消される仕様になっていない。