「いなり寿司をできるだけおいしくいただくために、マイ箸を常に持参しています。理由は、割り箸だと独特のにおいが気になって、いなり寿司の香りや味をきちんと味わうことができないからです。

 仕事で地方に行く機会があれば、必ずいなり寿司のある店をチェックし、足を運ぶ。最近は店の大将やスタッフに、材料は何か尋ねることも増えました。

 ほぼ毎日、ブログで“いな活”報告をしているので、同じお店を紹介することもありますが、以前、原材料について触れたなら、今度はお店の歴史を紹介するなど、切り口を変えています。できるだけ多方面からの情報を発信したいんで。それに、同じ店でも新しいいなり寿司が登場したら、いち早く紹介するようにしています」

 大好きな“いな活”とはいえ、毎日いなり寿司で飽きることはないのだろうか?

「それが不思議と飽きないんです。いなり寿司を前にすると、自然とよだれが出てきます(笑い)。老舗寿司屋の大将からは“お前、いなり寿司は糖質が高いんだから、ちゃんと野菜も食べて、運動しろよ”と助言されています」

 そう微笑む坂梨さんは、50才とは思えないほど肌がツヤツヤ。これもいなり効果なのだろうか。

「好きないなり寿司を食べているから、ストレスがないのでしょうね。いな活は、本やネットではなく、自分の足で歩いて情報を見つけるから、毎日、平均して2時間くらいは歩いています。もちろんいなり寿司以外のお料理もいただいていますが、それを載せちゃうと、たまに“裏切られた”なんてお叱りの声もあり、最近はいなり寿司のことしか書きません」

 今後の目標は、いなり寿司の魅力を存分にしたためた本を出版することだ。

※女性セブン2017年7月20日号

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