藤丸氏に愛人関係について聞くと、「不徳の致すところです」、そう前置きした上で、緊張した面持ちで語った。
「離婚が成立すれば結婚するつもりです。妻とは17年前に離婚を前提とした別居に至りました。7年前、子供たちが成人したのを機に正式に離婚したいと申し入れたのですが、私が選挙に出ることが決まると妻は“やっぱり離婚しない!”と言い出して協議が進んでいない状態です。Sさんとは、妻との別居後に知り合ったから離婚の原因でないことは理解していただきたい」
離婚したい夫としたくない妻……まさに“永田町の船越英一郎”である。
Sさんは料亭の女将というよりは小料理屋の女店主という“説明”もあったが、公職たる政治家としての問題はそこではない。
※週刊ポスト2017年8月4日号