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2017.07.22 07:00  週刊ポスト

なぜ夏は天気予報の的中率が低いのか

●「ゲリラ豪雨」対策には、ネット上の「気象レーダー」情報を活用する

 ではゲリラ豪雨に対処する方法はあるのか。前出・伊東氏が続ける。

「ネットではレーダーによる雨雲の分布図をリアルタイムに確認することができるため、ゲリラ豪雨の際に非常に役立つ。気象庁の『降水短時間予報』や『ナウキャスト』は、雨雲の位置や雨量を5分ごとに更新しています」

 ネットで情報公開をしているのは、気象庁だけでない。前出のウェザーニューズは、自社でレーダーを持ち、ゲリラ豪雨の予報に役立てる。

「当社は、独自レーダーによる6秒に1回の世界最高頻度の観測に加え、12万人以上の登録ユーザーから各地の雲や風などの状態を報告してもらって予測している」(同社広報)

 ゲリラ豪雨にはネット、スマホの速報性が有効のようだ。

●気温予想に「4℃の誤差」は免れない

 熱中症を引き起こしかねないこの季節には、「気温」も気になる情報だ。ところがゲリラ豪雨同様、こちらも“ピンポイント予想”は難しいという。

「予想最高気温や最低気温には3~4℃の誤差が生じてしまう。気温は数値予報をもとにグラフを作成して予想しますが、建築物やアスファルトの増加など細かな地形の変化をはじめ複合的な要素が大きい。そのため、予想よりも実際の気温が上下してしまうことが起こる」(前出・伊東氏)

※週刊ポスト2017年8月4日号

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